今回は資格試験の学習です。今回はシステム周りの各種マネジメントを学習していきます。
1.プロジェクトマネジメント
PMBOK(Project Management Body of Knowledge)
PMBOKは、米国のプロジェクトマネジメント協会がまとめたプロジェクトマネジメントの知識体系で、国際的に標準とされているもの。従来、マネジメントといえばQDC(品質、コスト、納期)の3つに着目した管理手法が一般的だったが、PMBOKでは次の10個の知識エリアをもとに管理すべきであるとしている。
WBS(Work Breakdown Structure)
プロジェクトに必要な作業や成果物を、階層化した図であらわすもの。PMBOKでいうスコープ管理に活用される。
開発コストの見積り
・プログラムステップ法
従来からある見積手段で、ソースコードの行(ステップ)数により、開発コストを算出する手法
・ファンクションポイント法
表示仮面や印刷する帳票、出力ファイルなど、利用者から見た機能に着目して、その個数や難易度から開発コストを算出する手法。利用者にとっては、見える部分が費用化されるため、理解しやすい。
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2.スケジュール管理とアローダイアグラム
システム開発というのは、よほどの小さいものでない限り、複数の人間が長期にわたって携わる仕事となる。その時大事になってくるのが、「誰がいつ何をやるべきか」という情報を適切に共有できているかがカギになる。放置していれば各々が勝手に認識できて動ければいいが、プロジェクトはそうはいかない。統制維持が取れていないと、個々がバラバラに動いて崩壊しかねない。そこで管理者がプロジェクトチーム全体を管理する必要がある。特に全体の歩調を合わせるためにはスケジュール管理は欠かせない要素となる。そのために活用されるのが、アローダイアグラムやガントチャートとなる。
3.ITサービスマネジメント
顧客の要求を満たすITサービスを、効果的に提供できるよう体系的に管理する手法
・ITIL(Infomation Technology Infrastructure Library)
ITサービスを提供するにあたっての管理・運用規則に関するベストプラクティスを英国が体系的にまとめたもの。
サービスサポート・・・ITサービスの日々の運用に関する作業をまとめたもの
サービスデリバリ・・・長期的な視点でITサービスの計画と改善を図るもの
大きく分けてこの二つによって構成される。
SLA(Service Level Agreement)
サービスレベルアグリーメント(SLA)とは、日本語にするとサービスレベル合意書となる。サービスの提供者とその利用者との間で「どのような内容のサービスを、どういった品質で提供するか」を事前に取り決めて明文化したもの。サービスの目標設定を、両者合意の下で行う。
SLM(Service Level Management)
設定した目標を達成するために、計画-実行-確認-改善というPDCAサイクルを構築しサービスの維持・向上に努める活動を、サービスレベルマネジメントという。
本日のアウトプットはここまでにします。引き続き学習していきます。
エンジニアファーストの会社 CRE-COエンジニアリングサービス H.M