LoginSignup
8
3

More than 5 years have passed since last update.

【検証用】Zabbix4.0-preをAnsibleで自動構築してみた

Last updated at Posted at 2018-09-08

※2018/10/02追記※

本日Zabbix4.0LTSが正式にリリースされたので、
リポジトリも追加しておきました。

下記の手順とREADME.md記載の内容で構築できますので、
ご利用頂ければ幸いです。

目的

インフラCI構築技術習得の一環のため、Ansibleの学習を最近行っています。
そこで手動構築経験のあるZabbixの最新版(β版)を自動構築できないかと思い、
やってみました。

CentOS7へPlaybookを実行すると以下の状態が完成するように設定しております。
Zabbix 4.0-preの検証などにお使い頂ければありがたいです。

 ・zabbix_server (Zabbix) 4.0.0beta1 一台構成

 ・zabbix_agentはZabbix Serverのみに入るようにPlaybook及び
  zabbix_agentd.confを編集しています。必要であれば適宜編集してください。

作業概要

■Zabbixモジュールダウンロード公式ページ
https://www.zabbix.com/jp/download?zabbix=4.0&os_distribution=centos&os_version=7&db=MySQL

■Github(PlaybookダウンロードURL)
https://github.com/HOBO1108/zabbix40a-ansible

上記URLからPlaybookをGit CloneするかダウンロードしてAnsible実行サーバへ配置していきます。

↓↓は私のAnsible実行サーバのディレクトリ構造です。

Ansible_ZabbixPlaybookのディレクトリ構造
[root@stma01s zabbix40a]# pwd
/root/zabbix40a
[root@stma01s zabbix40a]# tree --charset=C
.
|-- inventory
|   `-- inventory.ini
|-- roles
|   |-- common
|   |   |-- handlers
|   |   |   `-- main.yml
|   |   |-- tasks
|   |   |   |-- check.yml
|   |   |   `-- main.yml
|   |   |-- templates
|   |   |   `-- chrony.conf.j2
|   |   `-- vars
|   |       `-- main.yml
|   |-- zabbix_agent
|   |   |-- tasks
|   |   |   `-- main.yml
|   |   `-- templates
|   |       |-- zabbix.conf.php.j2
|   |       `-- zabbix_agentd.conf.j2
|   `-- zabbix_server
|       |-- tasks
|       |   `-- main.yml
|       `-- templates
|           |-- snmptrapd.conf.j2
|           `-- zabbix.conf.php.j2
|-- site.yml
|-- zabbix_agent.yml
`-- zabbix_server.yml

13 directories, 15 files
[root@stma01s zabbix40a]#

Playbook実行完了後に[http://{zabbix serverのIPアドレス}/zabbix]に
URL接続するとログイン画面が開きます。

image.png

ID : Admin
Password : zabbix

でログインすれば終わりです。

あとは日本語設定やエージェントの有効設定などを行ってください。

参考資料

■zabbix3.0(server/agent)のansible-playbookを作ってみた(その2)
→Zabbix自動構築Playbookを作成する際に非常に参考になりました。
上記URLのPlaybookと異なるのはリポジトリやzabbix-mysqlのURL、zabbix_agented.confの設定部分だけで、ほぼ公開されている内容を使って構築できました。

大変参考になりました。ありがとうございます。

■注目の構成管理ツールAnsibleを徹底活用する 記事一覧
→掲載時期は既に二年前と古いものの、初学者用としてわかりやすくまとめてくれているので、Ansibleの構築と基本操作を学ぶのに大変参考になりました。

以上です。

感想(余談)

Ansibleは触り始めてまだ10日も経っておりませんが、シンプルかつ豊富なモジュール、そしてエージェントレスでの簡易な仕組みも相まって、すぐに基本的な使い方は習得できました。

また今回は、インターネット上に存在したAnsibleのコードを拝借して少し編集しただけですので、構築完了までに全く時間がかかりませんでした。

Zabbixを手動で構築するとなると、設定項目やインストールするものも多く、どこかでつまづくことが多かったです。ちなみに私は去年初めてZabbixサーバを構築した際は約15時間(土日潰れました)かかりましたが、今回はCentOS構築から始めても約30分で完了し飛躍的に構築速度が向上しました。

さらに、Ansibleは冪等性もあるため、サーバの作り直し時間も大幅に短縮されます。
今後はスナップショットによる戻しも含めて約5分で済みます。
 ※CentOS7はVMWare ESXiのVMとして起動させてます。

ということで、Ansible+Zabbixでの検証環境構築は激しくオススメです。
ものすごい簡単ですよ。ぜひZabbixを検証されたい方は学習することをオススメします。

8
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
3