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goblin.tools を使ってみた

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goblin.tools とは

シンプルなタスク(6つ)のツールを展開している

  • Magic ToDo :
    タスクを記載するとTODOリストを生成してくれる。TODO を細かく設定することも可能
  • Formalizer :
  • 入力したテキストを「誰に向けて発言したいか?」で、文言を調整・修正する
  • Judge :
    入力したテキストから感情や出来事などを分析してくれる
  • Estimator :
    入力したテキストからそのタスクの作業時間を見積もってくれる
  • Compiler :
    入力したテキストを編集して、タスクにして書き出す
  • Chef :
    入力したテキストから、調子可能なレシピ、作り方を書き出す

目的

  • このツールの目的は、これを使用することで普段は難しいとされるタスクのお手伝いをする
  • バックエンドで OpenAI(現時点2023/11/4)が使用されている

利用に当たって

  • ウェブサイトでは無料で使用できる
  • スマホ版アプリだと 100 円(2023/11/3確認)

使用例

Magic ToDo

todo.png

「ペペロンチーノを作る」という入力から、生成されたタスクがこちらです。
タスクの中に更にタスクを生成することもできます。
生成されたタスクで必要無い部分は、手動で削除できます。
さらに、タスクの分解もできるので、タスク in タスクのように、分割することが可能です。

今回のお題は簡単でしたが、「ゴールは決まっているけど、何から着手したらいいかわからないとき」の相談相手になりそうです。
X(旧:Twitter)でもいろんな方が試行錯誤されていたので、そちらの情報と使い方を参考にすると、よりよい使い方が見つかるかも知れないです。

Formalizer

formalizer.png

入力したテキストを「誰に向けて発言したいか?」を指定すると、相手に合わせた適切な文章に変換してくれます。
今回、ラフな話し方をして、一般的な人向けの発言に編集してもらいました。

少々日本語が怪しい(冒頭の「お客様」)ですが、適切な場面でどのように発言したら良いか?のヒントは得られそうです。
「誰向け?」の、選択肢は多かった印象です。

Judge

Judge.png

自分の認識が誤っているか?を判定してくれる、というような使い方みたいです。
この場面を作り出すのに苦労して、添付画像のような内容に収まりました。

感情面というよりは、事実などを確認したいときに使用すると良さそうと思いました。
「自分はこういう意図で受け取ったが、相手からこんなFBされた。どこが誤っていたかな?」みたいな使用がいいかと思います。

事例が出てこないと(僕的には)使用できないですが、あとから反省や課題を発見できるいい振り返りになりそうです。

Compiler

complier.png

braindumpというワードは日本語にうまく置き換えできなかったのですが、おそらく頭の中を整理してくれるツールなのかと認識してます。
鍼治療が会社の経費ででないか?を確認したい意図で記載しましたが、ちょっとズレてしまいました。
頭の中の試行が無限ループにハマったときや、状況整理したいときに利用できる可と思います。

仕事では使えそうな予感です。

Chef

chef.png

食材を入力するとレシピを紹介してくれるツールです。
まさに「シェフ」でした。

「鳥のささ身」や「みょうが」、「もやし」、「ラディッシュ」が伝わっていないようなので、的外れのような提案な気がしますが、ここは日本語の情報が足りない、もしくは海外では一般的な材料ではなかったのかと推測できます。

昨日、余った材料を入力してみましたが、うまく行かなかったです。

しかし、ここでレシピを提案してもらって、Magic ToDo にお買物リストを作成させると、スーパーでの買い物が楽になることが判明しました。
どうやって情報をつなげるか?は、今後見つける課題として、まさに「お手伝い」してくれるツールだなと感じました。

ニューロダイバレントを考慮したツール

以下、経済産業省のページより引用[1]。

ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、特に、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害といった発達障害において生じる現象を、能力の欠如や優劣ではなく、『人間のゲノムの自然で正常な変異』として捉える概念でもあります。

以下、公式から引用[2]

goblin.tools is a collection of small, simple, single-task tools, mostly designed to help neurodivergent people with tasks they find overwhelming or difficult.
Most tools will use AI technologies in the back-end to achieve their goals. Currently this includes OpenAI's models. As the tools and backend improve, the intent is to move to an open source alternative.

ここから読み取ると、多様性(明確にはニューロダイバーシティ)を考慮したツールということがわかりました。
ただ使ってみた所感、 僕自身はかなり使い所があるなと感じました。
TODO 管理が苦手なので作成してくれるだけでもありがたいし、言葉遣いに関しても文章を記載する際のヒントになると感じました。

Judge 機能もうまく使用できると嬉しいなと思いました。

ChatGPT やその他生成AI では、汎用的な使用ができるのがメリットだったと思いますが
特定のタスクに絞ってもらえると、利用者目線では「何をすればいいか?なにができるのか?」が明確でいいなと感じました。

あとは開発者の意図が皆さんに伝わって、より多くの人のお手伝いができるようなツールとなるといいな、と思います。

参考

[1] https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/neurodiversity/neurodiversity.html#:~:text=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%EF%BC%88Neurodiversity%E3%80%81%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%A4%9A%E6%A7%98,%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8A%E3%80%81%E7%89%B9%E3%81%AB%E3%80%81%E8%87%AA

[2] https://goblin.tools/About

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