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非IT系のいきなり応用情報

Last updated at Posted at 2023-07-01

0.この記事の内容

・令和5年の春期試験でITパスポート・基本情報を経由せずに
 応用情報技術者試験に合格しました。
・せっかくなので、勉強方法、午後の選択科目などについて記載したいと思います。
→特に未経験で応用情報からいきなり受けたい人には参考になると思います。

スクリーンショット 2023-07-01 16.04.36.png

1.バックグラウンド

・金融系の社会人6年目(経済学部の学部卒)
・仕事でSQLを常時使用、データベース以外は特に実務知識無。
・競技プログラミングをやっていたのでアルゴリズムはそこそこわかる。

2.試験対策内容

・人事シートに資格欄があるが全く資格取得してね〜となり、このままでは心象も悪いというやや後ろ向きの理由で受験申込しました。申込をしたときは、4月中旬の試験まで約2ヶ月少々だったのですぐ試験対策を開始しました。結果的には言うと、2ヶ月と言うのは長すぎず短すぎないどいい期間でした。

2.1 使用した教材・サイト

令和05年【春期】【秋期】 応用情報技術者合格教本
2023 応用情報技術者 午後問題の重点対策
ネットワーク超入門講座 第4版
応用情報技術者試験ドットコム

2.2 勉強方法

2月初旬〜3月末:

基本的には合格教本を中心に午前対策兼午後試験の受験科目選定をやっていました。
休日にあまり勉強したくなかったんで、会社の昼休みと帰りの電車で合格教本を読む、
朝の電車で過去問道場で演習するという感じで進めました。範囲が膨大なのであまり完璧にこだわらす、少々わからなくても、一旦そんなもんだと受け入れて進めていました。問題演習をすることで後々わかってくることもあると思います。

ネットワーク超入門はたまたま家にあったので読んでみました。合格教本でわからない部分についてイメージがつかめてよかったです。テスト対策本なので致し方ない部分はありますが、合格教本はテストに必要な用語をギチギチに入れている感があって若干イメージが掴みにくい部分があります。時間がある場合は、苦手単元については簡単な専門書を読んで見るのもイメージが掴みやすくていいと思います。

その他、どうしてもイメージがつかない部分については、適宜youtube動画を見ていました。あまり勉強している感なく、意外と頭に残るので行き詰まったときはおすすめです。

この期間は平日0.5~1時間、休日は土日どちらか3時間くらいで週10時間くらい勉強してました。可能な限り毎日少しでも触れることで合格の確率をあげられると思います。合格教本にも午後問題がありますが、正直セキュリティと午後問題で選択しそうな問題だけでいいと思います。

4月1日〜4月13日:

この時期になってやっと午後対策を始めました。今となっては、午前対策は試験の1ヶ月前に終わらせて午後対策を3週間くらいやって1週間前に総復習といった感じがベストかと思います。基本的には、午後問題の重点対策を解いていきました。午後試験では、

・情報セキュリティ(必須)
・経営戦略
・ネットワーク
・データベース
・組込みシステム開発

を本命として勉強し実際この5つを回答しました。

必須以外でそれぞれ選んだ理由は
経営戦略:簿記の知識があったので初見でもある程度点数が取れたこと
ネットワーク:勉強して面白いと感じたこと
データベース:業務で使用しているため
組込システム開発:ネットで簡単という情報を多く見かけたため
といった感じです。

一応競技プログラミングをやっていたので、プログラミングも考えたのですが、問題文がわかりにくくて回答しづらく感じたので保険に格下げしました。基本的には本命を5つ、本番で全くわからなかったときの保険を1〜2個用意しておくといいと思います。あまり保険をいっぱい用意しても本番でそんなに解く問題を考える時間はないですし、極端に難しい問題が出ることも稀かと思います。確実に合格するには、5つの選択科目である程度点数のシミュレーションをしておくのがいいと思います。

自分の場合、
データベースと組込システム開発は手応えがあったので85%
その他は70%くらいを目標にしていました。
このくらいの目標だと仮に想定外のことが起こって1つの大問が4割程度しか取れなくても合格できるかなと思っていました。

勉強法としては、本命5分野は重点対策に掲載されている演習問題を全て解く。
保険は例題と演習を1〜2つ解くといったかたちでいいと思います。
実際は、やや時間が足らなくて本命5分野中2分野しか全部の演習問題を解くことはできませんでした。

4月14~15(試験前2日間):

この辺で60%くらいは受かりそうだけどやらかしたら不合格もありうるという感じだったので、伝家の宝刀「有給」を発動して、日曜日の試験に向けて2日間1日中図書館にこもって過去問を解いていました。
・過去問道場で今まで間違えた問題の復習
・午前問題3セット
・午後問題2セット
をおこないました。結果的には、テストでも直前にやった部分の使い回しがいくつかあったので助かりました。過去問道場以外で解いた問題もありますので、午前問題の演習としては500問くらいかと思います。
スクリーンショット 2023-07-01 16.24.09.png

3.結局どれくらいの勉強時間が必要か?

人によるとしか言いようがないですが、おおよそ以下の要素で決まってくると思います。
・既習分野の有無
・試験慣れしてるか・・・特に、午後問題は特にある程度国語力が要ります。
・どのくらいの確度で合格したいか・・・ワンチャン受かるという状態にするのは簡単ですが、95%以上受かる状態にするのは結構大変です。

私の場合は、試験にはそこそこ慣れていて、少しは既習分野もあったので120時間くらいでした。全くの未経験者が90%程度受かる状態にするには、集中してやって200〜250時間くらいと思います。逆に言うと、基本情報がなくてもそれくらいの学習時間を確保できれば十分合格を目指せると思います。自分ができたから言うというのもあれですが、初めから上位資格を今後受けることが決まっているのであれば基本情報は飛ばしていいと思います。

4.最後に

直前の足掻きもあってなんとか一発で決めることができました。
勉強内容自体は、セキュリティ、ネットワークの仕組み、システム開発のテスト技法など幅広い知識に触れられたのはよかったと思います。とはいえ、テストは過去問の使い回しが目立ち、その対策も問題を覚えるといったやや不毛なものにならざるを得ないので、短期で集中して合格を目指すのがいいと思います。
                                                     

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