『Using RPA as a tool for testing』というレポートや、”世界のテスト現状調査レポート。3~5年で重要になる新しい技術->RPA (slide #29)”からも分かるように、システムテストを中心にしたテスト自動化において、手動テスターの仕事を、ソフトウェアロボットに代替させること、つまりは、(ルー大柴の言い方:ココカラ)Robostic にProcess をAutomation させる(ココマデ)ことは、黒歴史が積み重なってきている自動テストの歴史を前進させる技術因子の一つとして注目を集めてきました。
2021年は、まさにその技術因子が、ヨチヨチ歩きながら、立ち上がり始めた年になったのではないでしょうか。
UiPath のStudio というツールでもって、人間のアクション摸すためのロボットをローコーディング開発できます。そのツールの可能性を、業務自動化のみならず、IT運用の業務自動化(≒Infrastructure as code (IaC))そして、IT開発の業務自動化:特にシステムテストを中心にした人間系のテストの自動化へエレガントに解放しはじめるチームが生まれ始めています。この試みによって、RPA CoEは、Automation CoEへとワンダフルに拡大進化を果たして、企業活動において、更に、確固たる地位を確立しはじめいています。(*下図のようにUiPath社の事例紹介ページが、「RPA」そして「Automation」と区分して明記されていることからもそれは明らかです)
日本国内においては、まだまだ業務自動化チームと、テスト自動化を担当するチームが、ガラガラポンと、1チームにマージさせて活動させていくようなケースは、多くありませんが、「パンが無いならケーキを食べればいいじゃない」ではないですが(?)「Studio で作れるなら、作ればいいじゃない」という経済合理性、あるいは、バイアス・レスでもって、Automation CoEとしてバリューを最大化しているお客様が、Japan においても誕生しはじめています。例えば、UiPath Reboot Work Festival 等にも登壇されていたOKストアさん等が代表的な事例です。講演内容でもCIOの方が語られていましたが、Studio を使いこなす若手エンジニアが、Studio のスキルを武器に社内のあらゆる自動化のニーズを吸い上げ、実装しているようです。
このように、業務自動化と自動テストの垣根が取り払われていくことは、まさにUiPath で自動化を開発するメリットを最大化するアプローチですね。(なぜなら、UiPath Test Suiteソリューションのアプローチの逆パターン=自動テストツールでもって、RPAを開発している例は、未だ聞いたことがありません)
2022年は、もっと自由闊達に、もっとエレガントに、腹落ち感をもって、どんどん垣根が取り払われてゆかんとす