狙い
体感速度の改善
Windows用のEasyIstrは、MSYS2 - MinGW64の環境です。しかし、ext4のLinuxの仮想ドライブで作業をしたWSL2と比べて、メッシュなどの変換が2倍くらい遅く感じます。「シェルスクリプトを爆速で動かしたい」場合は、WSL2が良いとの情報があり、この指摘通りだと感じています。
...MSYS2,...mingw-w64...WSL2 の違い
MKLを組み込んだFrontIstrをビルドスクリプト付きで提供する
Intel-MKL、intel-MPIの組み込みに調査を要するので、あらかじめ環境を作っておけば簡単に使用できます。
ビルドスクリプトも含まれているので、ソースコードが更新されたときのアップデートも簡単にできます。
EasyIstrアップデートの手間の削減
Dドライブにインストールしているので、アップデート時に毎回修正が必要です。
debファイル版であれば、1コマンドで完了します。
sudo dpkg -i easyistr_3.49.250124_all.deb # インストールするバージョンに名前を変更お願いします
ベース環境
Debian 12
以下の2点から特別な理由がなければ、Debianを使用するようにしています。
VirtualBoxのElmer Virtual Machineでアップデートすると、リポジトリのParaviewが壊れました。Elmerのforumにおいても、管理者が以下のようにコメントしていました。
Paraview has been broken by automated update of "expat" library on some platforms. Really annoying.
[Unable to open .vtu file after Electrostatics tutorial](https://www.elmerfem.org/forum/viewtopic.php?t=8259)
個人使用は無料であるものの、Ubuntu Proを勧めてくる。
Intel oneAPI
echo $MKLROOT
/opt/intel/oneapi/mkl/2025.0
echo $I_MPI_ROOT
/opt/intel/oneapi/mpi/2021.14
FrontIstr
fistr1
version: 5.6
git_hash: 4414d87c6f35b2fb24698e952b7db5d2c3348117
build:
date: 2025-03-18T17:49:55%z
MPI: "3.1, Intel MPI 2021.14.2"
OpenMP: 201511
option: "-p --with-tools --with-refiner --with-metis --with-mumps --with-lapack --with-ml --with-parmetis --with-mkl "
HECMW_METIS_VER: 5
EasyIstr
設定
Frontistrのコンパイル
以下URLのautofistrの自動スクリプトにより、最新のgitバージョンをコンパイルした
https://github.com/kazuya-goto/autofistr
GCC、Intel MPI、Intel MKL、REVOCAP_Refiner付き
Intelのライブラリは、2025年3月時点で最新のoneAPIのものとした
MUMPSとDirectMKL(Cluster Pardiso)の動作を確認した
WSL全般の設定(/etc/wsl.conf)
[user]
default=easy
# Do not look up Path setting of Windows.
[interop]
appendWindowsPath = false
oneAPIのレジストリを無効化
/etc/apt/sources.list.d/oneAPI.list
oneAPIのリポジトリをコメントアウト
~/.bashrc
source /opt/intel/oneapi/setvars.sh # oneAPIの環境の読み込み
export PATH=$PATH:$HOME/autofistr/GCC_IMPI/FrontISTR/bin # PATHの追加
alias easyistr=/opt/easyIstr/easyistr # easyIstrのalias, PATH追加でもよい
xrdb ~/.Xresources # マウスポインターの大きさ設定
導入方法
以下のURL(私のOneDrive)からzipファイル(20250318-EasyIstrWSL.zip)をダウンロードする。
(https://1drv.ms/u/c/ca3fad7a4b4217c1/EfVfaDdwqRpGhq4_lC5kFZsB-hP2x6PS3M-ntJf8v9toUA?e=LLl0lZ)
zipファイルを解凍する。
easyIstr_wsl_debian12.tar.gzと簡単な説明資料が得られる。
インポートする
wsl --import [EasyDeb12:本WSLの名称] [C:\EIstr2025:仮想ext4ストレージの保存先」 C:\path\to\downloaded\file\easyIstr_wsl_debian12.tar.gz