MMGについて
メッシュモジュールやSolverにライブラリMMGを組み込み、メッシュ分割の最適化を行うことが可能です。
2次元三角、3次元四面体、表面メッシュに適応しています。
MMGを使用しているプロジェクト
以下Mmgのページにリストがあります。
FreeCADに標準装備されているソフトということでピックアップすると、ElmerとGmshになります。
Projects using Mmg
Elmerでは、Adaptive Mesh RefinementをSolverに利用することができますので、導入方法~試用方法までを説明します、
MMGが動作するElmerの導入
Mmgはリポジトリになく、コンパイルに必要なライブラリが多いので、あらかじめ作成された環境を使用することをお勧めします。以下の二通りがあります。
Elmer Virtual Machine (VirtualBox用のovaファイルで提供されています)
- 公式サイトからダウンロードする
https://www.nic.funet.fi/pub/sci/physics/elmer/bin/VirtualMachines/ - ストレージが20GBの設定であり、空き容量に余裕がないので拡張する
https://www.howtogeek.com/124622/how-to-enlarge-a-virtual-machines-disk-in-virtualbox-or-vmware/ - Virtual Machineを起動して、キーボード、言語、パスワードなどの変更する
私が作成したWSL2のディストリビューションを使用する
- 以前の投稿に詳しく記載しています
Elmerをコンパイルするシェルスクリプト...設定済ですぐに使えるWSLディストリビューションを準備
解析結果のアニメーション
elmerfem/fem/testsのgitで公開されているものを実行した結果を添付します。但し、コマ数が増えるように設定を一部変更しています。
- adaptivity1-mmg2d
adaptivity1-mmg2d
mp4アニメーション - RotatingBlockRemeshMMG2Dtransient
RotatingBlockRemeshMMG2Dtransient
mp4アニメーション - RotatingBlockRemeshMMG3D
RotatingBlockRemeshMMG3D
mp4アニメーション - StatElecSolveVecMMG3D
StatElecSolveMMG3D
mp4アニメーション