皆もすなるQiitaといふものを、儂もしてみむとてするなり。
と言う訳で、こん**は!はなっち!です。
★★★この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2021サマー、7/27の記事です。★★★
今回は、ちょっとしたシリーズです。UiPathを使うに当たって、UiPathの機能ではなく、コンピュータ言語を使う上での基礎知識を展開していこうと思います。
ロボ開発で作る資料
ロボット開発をする前に、業務部門での業務の内容、手順を共有する必要があります。
「ロボ前フロー」 … 今業務部門でどのような手順で遂行しているか、業務部門がまとめたもの
ここには、処理タイミング、先行業務、後続業務なども書かれていると参考になります
「ロボ後フロー」 … ロボットが担務する業務範囲を明確にし、 業務部門側での手順の変化などを、ロボ開発者がまとめるもの
業務部門側でロボットを実行する前に準備する事、実行後に行う事が書かれている事が望ましいです
「処理フロー」 … ロボットの入力情報、出力情報、処理内容を概要として、ロボ開発者がまとめるもの
アクティビティレベルまで細かくする事はありません。ある程度の処理の括りで機能が書かれている事が望ましいです
「ロボット」 … 「処理フロー」に著した処理内容を具現化します
「処理フロー」を参考に、ロボットを構築していきます。「処理フロー」≒「ロボット」となります。
コンピュータの世界では、「処理フロー」から「ロボット」を作成しているのに、「ロボット」を【正】として捉える事があります。
それは「実際に動いているものが一番正しい」からです。
不思議なもので、「処理フロー」通りに機能していなくてもです。
なぜなら、「ロボット」が実際に業務部門側で動いているからです。
ですので、改修の要望があった時に見る「処理フロー」では、ある程度の見積もりしか出来ず、実際には「ロボット」の中を見て参考にする事があります。
その際、
・ここでこんな処理をしているのがなぜだか分からない!
・「処理フロー」に著しているこの機能がどこに実装しているか分からない!
・どんなレイアウトのファイルを対象にしているのかが分からない!
など、困ってしまいます。
「処理フロー」に、補助資料(シート)を用意し、
・処理の大まかな流れ
・難解そうなロジック(特に「代入アクティビティ」上の計算式)
・入力ファイルのレイアウト
・出力ファイルのレイアウト
併せて、「処理フロー」上の処理概要名と「ロボット」上のアクティビティの「表示名」とは一致させた方がいいです。
「処理フロー」上の処理概要名で、ロボットの中を検索すると、箇所が特定しやすいですね。
おわりに
いかがでした?
資料はどこまでを用意するか、どのレベルまで記述するか、どのように維持していくか。。。答えはありません。
お読みの皆様の部署、会社で決めていっていければいいと思います。ただ、重要なのは、部署内部で共有するものか、部署間で共有するものかを明確にしていけば、自ずと必要な情報は決まりますね。
是非UiPathでのロボ開発の一助になればと思っています。
ありがとうございました!