UiPath:カスタムアクティビティとNuGet Package Explorer
皆もすなるQiitaといふものを、儂もしてみむとてするなり。
と言う訳で、こん**は!はなっち!です。
★★★この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2021サマー、7/3の記事です。★★★
今回は、作った「カスタムアクティビティ」をPUBLISHした後の注意事項を軽く記しておきます。
□「カスタムアクティビティ」は、よし!これを作ってやる!と思ってつくる場合もありましょうが、大体は現場で困ったロジックを、みんなで共有しよう!どうやって共有する?ライブラリって機能があるよ、それをやってみよう!
ってノリの場合もあるかと思います。
当然ですが、社内内部向け「カスタムアクティビティ」を社内パソコンで作った場合は、その時のUiPathのバージョンで作成され、その時のPUBLISH版数、WindowsログインIDがnupgkファイルに記録されます。
その社内向け「カスタムアクティビティ」が好評であったので、UiPath MarketPlaceで公開してみたいなと思ったら、例えば個人パソコンでも維持できたらいいなと思ったら、フォルダを一切合切移行する訳ですね。
それで、新しいカスタムアクティビティを組み込んだり、機能改善したりして、新たにPUBLISHしたとします。その時にUiPathのバージョンは、Project.json中に保有しているので、そのレベルでPUBLISHされ、新しいPUBLISH版数、個人パソコンでのWindowsログインIDが記録されます。
この新しいnupkgファイルを、社内に展開したとします。新しいnupkgを、UiPathフォルダ配下にコピーして、UiPath Studioの「パッケージを管理」画面で新しい「カスタムアクティビティ」をインストールしようとすると...
既にインストールしている「カスタムアクティビティ」と別の「カスタムアクティビティ」として認識されてしまいます。
そうなんです。「カスタムアクティビティ」は名称だけでなく、WindowsログインIDの情報も、同一かどうかの評価要素になるのです。
だったら、個人パソコンで開発する意味ないぢゃん!と思っちゃいますね。でも個人パソコンで作ったxamlをフォルダを一切合切を社内パソコンに移行するのか!
そういう時に、「NuGet Package Explorer」が役に立ちます!
□「NuGet Package Explorer」って?
NuGet Package Explorerは、Microsoft社が提供している、開発者ツールです。NuGet Package Explorerを使うと、GUIベースでNuGetパッケージの内容を閲覧したり、NuGetパッケージの作成作業を行ったりできます。
以下のサイトから入手するのですが、Microsoftへのログイン、Microsoft Storeへアクセスし、そこからインストールする必要があります。無論無料です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/nuget-package-explorer/9wzdncrdmdm3?activetab=pivot:overviewtab
Open a local package(Ctrl+O)をクリックし、個人パソコンで作成した、「カスタムアクティビティ」のnupkgを選択します。
メニューバーのEditをクリックし、Edit Metadataをクリックすると、各値を編集する事ができるようになります。
この画面でAuthors、Ownersを、以前にPublishしたnupkgファイルのそれと同じ値にし、画面上の緑色のチェックアイコンをクリックし、仮保存します。
最終的に、メニューバーのFileをクリックし、Saveをクリックし、nupkgへの変更内容を保存します。
おわりに
いかがでした?
▼カスタムアクティビティは、版数だけでなく、Authors、Ownersが重要!
▼やっちまった!時には「NuGet Package Explorer」で編集していきましょう!
是非UiPathでのロボ開発の一助になればと思っています。
ありがとうございました!