はじめに
2024/07/12にOracle Master Silverの試験を受け、無事合格しました。
誰かの参考になればと思い、記させていただきます。
筆者スペック
- 運用系エンジニア 配属からちょうど1年
- 業務でのDB利用はSQL投げる程度
- 4月にOracle Master Bronze取得
資格について
OracleMaster系の資格は2019から体系が変わったそうです。
こちらのサイトが個人的には参考になりました。
・ORACLE MASTER 2019新資格体系とは – 18c/19c対応
OracleMasterSilverDBAとは
OracleMasterSilverにはDBAとSQLの二種類があります。
SQLでは内容のほとんどがSQLの文法らしいですが、
DBAではSQLに加えて、DBの管理や動作など、BronzeDBAを発展させたような内容が範囲となっています。
再試験無料期間について
Oracle系の資格って、例年春あたりで再試験無料キャンペーンがあるようです。
申し込みは例年5月末まで、実際の受験は7月半ばまで可能となっています。
勉強方法
①ping-t
WEB問題集のping-tを使いました。
OracleSilverSQLは無料コンテンツとなっており、登録すれば利用可能になっています。
問題数は587問ありますが、残念ながらSilver SQL の内容となっています。
SilverDBAの試験におけるSQLの範囲の勉強には役立ちます。
②オラクルマスター教科書(黒本)
『オラクルマスター教科書 Silver DBA Oracle Database Administration I』
通称黒本をKindleで購入しました。
練習問題や模擬試験も含まれているので非常に役に立ちました。
2か月くらいはping-tやkindle黒本を暇なときにチラチラ見たりしていました。(週に1時間程度)
真剣に勉強した日数は2週間程度だったと思います。(一日1.5時間~3時間)
試験当日
ピアソンVueというシステムで受験申込をするのですが、テストの形式は2パターンあります。
普段はテストセンターで受験しているのですが、都合の良い試験日が予約できず、初めて在宅での受験(OnVue)をしてみました。
在宅形式自体の感想ですが、部屋の状態次第では便利かと思いました。
というのも、テーブルの上や手の届く範囲に不要なものを置いてはいけないというルールがあり、かつPCのカメラをオンにしておく必要があるので、
ちゃんと整っていない部屋だと受験できないんですよね。。。
今回は自室ではなく家族の部屋を使わせてもらって受験しました。
また、他の在宅受験体験記を見てみると、身分証明書でパスポート必須など書いてあることがあったのですが、今回は運転免許証とマイナンバーカードで通りました。
結果
無事合格です。
感想
正直、思ったより難しかったです。
試験中はわからない問題が結構あるなーと思いつつ、6割は取れそうだなといった感じです。
やはり黒本で出た問題に似ている内容や、理解していれば一瞬で解けるような問題がある程度は出題されるので、不安になりつつも合格できそうなレベルかと思います。
Bronzeの時は、「あまり実務には役立たなさそう」と思っていましたが、SilverではSQLの内容が含まれることや、DBAもより深い内容に踏み込めたので、今後に活きる知識が得られたかなと感じました。
自分の職場ではDBの管理はほぼ別部署が担当しているのであまりDBAに触れる機会はないのですが、意外なところで役に立ったことがあったので(具体的には動的パフォーマンスビュー、停止オプションなどが運用業務で参考になりました)勉強してよかったです。
ただ、Oracle完全に理解した状態になるには、やはりGoldは必要になりそうですね。実務でもGold以上の範囲の内容が必要になったケースがあったので(実行計画、srvctlコマンドなど)
落ち着いたらOracleMasterGoldを取得したいですね。
ただ、次に控えるのは10月のデータベーススペシャリストです。
がんばります。
以上!