1. データベース(DB)とは何か?
データベースとは、決まった情報を集めて整理し、保存してあるものです。必要な時に効率的に検索や更新を行うためのシステムや技術の事を指します。
【具体例】
- スマートフォンのアドレス帳や写真フォルダ
- 銀行の顧客管理情報
- ウェブサイトのユーザーアカウント情報の保存
上記のように私たちの周りにデータベースはたくさんあります。
【特徴や概要について】
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整理されたデータの保存: データベースは、情報を整理して一元的に保存する場所です。
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検索と更新: 必要な情報をすばやく検索したり、データを更新・削除したりすることができます。
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同時アクセス: 複数のユーザーが同時にデータベースにアクセスし、情報を読み取ったり変更したりすることができます。
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安全性: データベースは、不正アクセスやデータの喪失から情報を守る機能を持っています。
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持続性: 電気が切れたり、システムに障害が発生しても、データベースに保存された情報は失われることはありません。
実際にデータベースを操作する時は「データベース管理システム(DBMS)」というソフトウェアを利用します。
このDBMSを使って、データの追加、検索、更新などの操作を行います。
人気のあるDBMSには、MySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL serverなどがあります。
💡 データとは … 事実や数値、文字、画像、音などの形で表現された情報のこと
【具体的なデータの例】
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数値データ: 温度、身長、重量、販売数などの数値。
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テキストデータ: 文書、メールの内容、コメントなどの文字情報。
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画像データ: 写真、スキャンしたドキュメント、X線写真などのビジュアル情報。
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音声データ: 会話の録音、音楽、アラーム音などのオーディオ情報。
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動画データ: 動画クリップ、ライブストリーミング、監視カメラの映像など。
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センサーデータ: 気圧、湿度、位置情報(GPS)など、特定のセンサーで取得されるデータ。
データベースには5つの種類に分類される
データベースはその構造や使用目的によっていくつかのタイプに分類されます。以下は、データベースの代表的な5つのタイプです。
- 階層型データベース
- リレーショナルデーターベース
- オブジェクト指向データベース
- XMLデータベース
- NoSQLデータベース
適切なデータベースの選択は、アプリケーションの性質や要件に基づいて行う必要があります。