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Meta.parse()関連の続き

Last updated at Posted at 2019-12-15

ファイルのMeta.parse()の結果

 ファイル全体を文字列として読み込みMeta.parse()をかけると、何かのArray{Any,1}になる。

 REPLで"f(x,g(y))"などをMeta.parse()するとExprだけがかえってくるがファイルから読み込んだstringをMeta.parse()すると、Stringも混在する。さらに、Exprのargsのひとつとして、アノテーションのような情報もはいってくる。

 Stringは、ファイルの中にコメント(文字列)だけの行らしい。

 Exprのheadにはjulia言語をparseしたときの構文要素がはいってくる。関数呼出しを示す:callについてはマニュアルに書いてあったと思うが、それ以外にも代入文は:(=) つまり Symbol("=") がheadになるし、function定義だと headは:functionになる。

 ちなみに、w=Meta.parse(...)し、REPLで

julia> w

 とした場合と、w.head, w.argsで見た場合、あるいはdump(w)した場合、それぞれ表現が違うので確かめながら見ていく必要がある。単に wでみると、一番シンブルな表示になるのだろう。

 dump()でみると Exprでなく、LineNumberNodeというものがargsに含まれるようになる。これはExprではないのでheadを持たない。ファイルの何行目なのかを示すような情報。
REPLでみると

julia> pt[4].args[2].args[1]
:(#= none:15 =#)

julia> dump(pt[4].args[2].args[1])
LineNumberNode
  line: Int64 15
  file: Symbol none

というような表示になる。
LineNUmberNodeのhelpをみると、

  struct LineNumberNode <: Any

  Fields
  ≡≡≡≡≡≡≡≡

  line :: Int64
  file :: Any

となっている。

関数定義の呼び出される関数を再帰的に処理するときの制御

余計なことをひとつ。
Exprの構造を再帰的にたどって処理するときの典型的なmethodの引数の型は次のようになるだろう。

  1. Expr
  2. Array
  3. otherwise(Any)

Exprのmethodの中では、headの値によって場合わけをするようになるが、Arrayについては、その要素ひとつひとつに同じ名前のmethodを呼び出すような作りになるはずだ。
headの中に、:callがあったら、関数呼出しだと判定してargs[1]を関数名とみなす。
Juliaの予約語については、それぞれで処理がかわる。
otherwiseは、LineNumberNodeなどのExprでもArrayでもないものにたいする処理になる。

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