gradsってそんな簡単に使えると!?(謎の方言
という話をランチタイムにしたので、僕がMacでgradsを使えるようにする手順を整理します。
僕はmacportsというパッケージ管理システムを使っています。
直接入れてもいいし、他のパッケージ管理システム(homebrewとか)を使っても構いません。
同じようにする必要は無いです!
macportsのインストール
-
公式サイトThe MacPortsにアクセスする。
-
タブの
Installing MacPorts
をクリックする。 -
いろいろやり方は書いていますが、Quickstartで困ったことはないので、これに従い、Command Line Developer Toolをインストールする。
$ xcode-select --install
このような画面が表示されるので
「インストール」をクリックする。※結構時間がかかります。ご注意を。
-
Installing MacPortsに戻って、「2.Install MacPorts for your version of the Mac operating system:」の、自分のMacのOSに対応したものをダウンロードする。ちなみに、2023年4月11日現在、Ventura用をダウンロードすると、「MacPorts-2.8.1-13-Ventura.pkg」 になる。
-
使っているシェルのプロファイル(デフォルトはzsh)にMacportsのパスが通っていれば、問題なし。
$ less ~/.zprofile
~/.zprofile# MacPorts Installer addition on 20**-**-**_at_**:**:**: adding an appropriate PATH variable for use with MacPorts. export PATH="/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH" # Finished adapting your PATH environment variable for use with MacPorts.
ここまででmacportsのインストールが完了。
つまり、/opt/local/
にmacportsを介してインストールしたものが行くことになる(特にPATHを指定しなければ)
つまりつまり、Linuxで言うところのroot権限、管理者権限が無いとmacportsを使ってアプリケーションをインストールできない。
(そもそもその権限がないとmacports自体がインストール出来ないのだけど)
gradsのインストール
-
macportsでgradsをインストールするコマンドを入力する。
$ sudo port install grads
-
色々と必要なもの...netcdfとか...も一緒にインストールしてくれるので、待つ。
-
インストールが終わったら、gradsのPATHを通す。
$ vi ~/.zprofile
.zprofileexport GAUDPT=/opt/local/share/grads/udpt export GADDIR=/opt/local/share/grads
※おそらく、GASCRPなんかも実質必要なのだろうけど、取り急ぎこのページではここまで。
-
gradsが動くことを確認する。
$ grads Grid Analysis and Display System (GrADS) Version 2.2.1 Copyright (C) 1988-2018 by George Mason University GrADS comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY See file COPYRIGHT for more information Config: v2.2.1 little-endian readline grib2 netcdf hdf4-sds hdf5 opendap-grids geotiff shapefile Issue 'q config' and 'q gxconfig' commands for more detailed configuration information Landscape mode? ('n' for portrait): GX Package Initialization: Size = 11 8.5 ga->
以上。gradsを使うまででした。
macportsの使い方には全く触れていないので(例えばOSをアップデートしたら、macportsも入れ直す必要がとか、gradsのバージョンを変えたいとか)、躓いた時は躓いた時。
そのあたりもいつか整理できればと思います。