Linuxでドキュメントスキャナ
そもそも企業は基本的にMacまたはWindowsのOS向けのドライバーしかサポートしません。Linuxは大衆向けではないことは明らかですからLinuxユーザは割り切って前者OSをインストールするか、Wineで実行するなどする必要があります。
しかし、Linuxユーザはそのために高いライセンスを支払ってOSをインストールすることを嫌う人も居るでしょう。社会に敗北するといった感覚に陥ります。(?)かくいう私もその一人です。
SANE
Scanner Access Now Easyの略です。Linuxでドキュメントスキャナを手軽で実行できるように、そしてどのスキャナでも同じようにスキャンできるように目指して開発されたものです。
以前、SANEをバックエンドで実行した記事を投稿してあります。硬派な方や仕組みを知りたい方は手始めにコマンドラインから実行してみても良いでしょう。
しかしやや煩雑かつ実用的かと言われると決してそうではありません。
scanservejs
世の中にはSANEフロントエンドはたくさんありますが、手軽にリッチに利用できそうなものがありました。今回は実際にドキュメントとをscanしてみたいと思います。
Installation
- Debian
curl -s https://raw.githubusercontent.com/sbs20/scanservjs/master/bootstrap.sh | sudo bash -s -- -v latest
を実行すればOKです。もちろんyayをお使いの方やインストールしたくない方はDockerも用意されていますので公式サイトを確認してください。
scanservjs installed and running: http://127.0.0.1:8080
のログがでたらOKです!
ブラウザのアドレスバーに http://localhost:8080 または表示されたアドレスにアクセスします。
UI
アクセス直後はこのような画面でした。接続はとくに何もしていなくても自動でマシンを検出します。
- モード選択
- Resolution
- Color mode
- 出力形式
OCRもここで選べば当たるのでかなり便利いいですね!
スキャン
PREVIEWを押せばプレビュー画面でスキャンした用紙を簡単に確認できるのはありがたいです。正直scansnap homeなどはそういった機能はないです。
SCANを押すとその設定でスキャンがスタートします。
スキャン後の画像はこんな感じでした。Qiitaが10MBまでなので画質は下げてます。
不満点
- 日本語OCR未対応...?
- サイズを超えた指定ができない。
なぜか278mmまでしかスキャンできず、A4は290mmのはずですが...???
UIで指定してもなぜかValueは更新されます。
かなり謎です。
-
斜めスキャン自動補正はない
-
便利な裏写り防止や自動2値化などがないまたはかなり設定がシビア
といったところでしょうか?
感想
使えなくはないし、レスポンシブ対応なので、起動させてて同一ネットワークならスマホからスキャンもできる点は優れていると考えます。
APIも用意されているのでカスタマイズ性は高いですが...自動補正機能が崩れてしまって使えなかったです。
あと両面スキャンモードが失敗するので安定性と言う面ではまだまだなのかなと感じました。
ちょっとスキャンはLinuxで、大量のファイルはWindowsといった使い方が便利かもしれません。
余談ですが、フロントはどうやらVue.jsで作られているようです。
以上です。簡単なのでぜひ利用してみてください。