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Arch Linux 約1年使用レポート

Last updated at Posted at 2023-12-08

Arch Linuxとは

ローリングリリースでKISS原則なOSです。
Do It YourselfでWiki提供するからあとはお好きなように、使えないならNewbieなOS使ってねという感じです。
Linuxを全く使ったことがない人が初めに使うOSではないことは確かです。

良かったこと

パッケージマネージャー

本当にパッケージマネージャーは優秀だと思いますバイナリベースのため高速ですし、使い勝手が良いです。
AURが本当に最高です。この機能ために使っていると言っても過言ではありません。

メモリ使用量

メモリ使用量が少ないです。Ubuntuの場合、GUI起動で800MB、アプリケーション使用で大体7GBは使用しますが、同じ環境(Gnome)でもCUIで130MB、GUIで300MB、アプリケーション使用で1GB〜3GBくらいと、かなり抑えられます。
これはzenカーネルを使用しているのも大きいと思いますが、メモリ使用量を非常に抑えられます。とは言ってもどちらが速いとかはありません。自己満の世界だと思います。

最小インストール

当たり前ですが、インストールに不要なものを入れる必要がありません。Ubuntuは最小インストールでもいくつかアプリケーションが付属してきますが、Archは本当に最小インストールが可能で設定アプリケーションすら取り除けます。

良くなかったこと

不安定

安定はしないです。起きたことは

  • suspend復帰時、Xが落ちる
    IMG_8530.jpeg

  • pacmanコンフリクトが急に発生

  • systemd-bootで起動、シャットダウンに失敗しまくる(成功の方が多いが、急に失敗したりする)
    IMG_8581.jpeg

  • 急にアプリケーションが使用できなくなる

  • ターミナルエミュレータが落ちるものもある

と、割と致命的なことが多いです。上記について理由が解明し、適切に対処できれば使いこなすことができでしょう。
Do It YourselfなOSなだけあり、自分で対処しなければ無理です。

Dockerとの相性

Dockerの相性が良くないように感じます。他のOSで安定動作している環境をdocker-compose upしても落ちたり、コンテナ内であるコマンドを打つとXが落ちたりします。もちろん適切に処置すれば動きますが、解決出来ない人は向いていないと思います。

デスクトップ環境の不具合

ローリングリリースなので最新のデスクトップが入ります。Gnomeを使用していますが、急に45の状態になりExtensionが全く動かない状態になりました。これはpacmanでパッケージ管理を上手くでき、45の新機能の動向を追うことが出来れば全く問題ないですが、当方そこまで考えず-Syuしていたのが原因です。

加えて最小インストールから構築した場合、Wi-FiがGnome設定画面で弄れないなど、CUIと上手く連携できないことはよくあります。

自分が考える向き合い方

OSが大好きでLinuxの勉強がしたい方。ローリングリリース、DIY好きな方。Ubuntuのような固定リリースに疲れた方。シンプルが好きな方はおすすめです。

逆にManjaroやEndeavorもとても勢いがあるため、無理してArchを使う理由は減ってきていると思います。

Distro Watchでも70位くらいですし、Gentooにも負けています。Arch系を使うならEndeavorとか良さそうです。

おま環と言われればその通りです。私には少しまだハードルが高く感じました。

以上です。参考にしてみてください。

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