Arch Linuxとは
ローリングリリースでKISS原則なOSです。
Do It YourselfでWiki提供するからあとはお好きなように、使えないならNewbieなOS使ってねという感じです。
Linuxを全く使ったことがない人が初めに使うOSではないことは確かです。
良かったこと
パッケージマネージャー
本当にパッケージマネージャーは優秀だと思いますバイナリベースのため高速ですし、使い勝手が良いです。
AURが本当に最高です。この機能ために使っていると言っても過言ではありません。
メモリ使用量
メモリ使用量が少ないです。Ubuntuの場合、GUI起動で800MB、アプリケーション使用で大体7GBは使用しますが、同じ環境(Gnome)でもCUIで130MB、GUIで300MB、アプリケーション使用で1GB〜3GBくらいと、かなり抑えられます。
これはzenカーネルを使用しているのも大きいと思いますが、メモリ使用量を非常に抑えられます。とは言ってもどちらが速いとかはありません。自己満の世界だと思います。
最小インストール
当たり前ですが、インストールに不要なものを入れる必要がありません。Ubuntuは最小インストールでもいくつかアプリケーションが付属してきますが、Archは本当に最小インストールが可能で設定アプリケーションすら取り除けます。
良くなかったこと
不安定
安定はしないです。起きたことは
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pacmanコンフリクトが急に発生
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急にアプリケーションが使用できなくなる
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ターミナルエミュレータが落ちるものもある
と、割と致命的なことが多いです。上記について理由が解明し、適切に対処できれば使いこなすことができでしょう。
Do It YourselfなOSなだけあり、自分で対処しなければ無理です。
Dockerとの相性
Dockerの相性が良くないように感じます。他のOSで安定動作している環境をdocker-compose upしても落ちたり、コンテナ内であるコマンドを打つとXが落ちたりします。もちろん適切に処置すれば動きますが、解決出来ない人は向いていないと思います。
デスクトップ環境の不具合
ローリングリリースなので最新のデスクトップが入ります。Gnomeを使用していますが、急に45の状態になりExtensionが全く動かない状態になりました。これはpacmanでパッケージ管理を上手くでき、45の新機能の動向を追うことが出来れば全く問題ないですが、当方そこまで考えず-Syuしていたのが原因です。
加えて最小インストールから構築した場合、Wi-FiがGnome設定画面で弄れないなど、CUIと上手く連携できないことはよくあります。
自分が考える向き合い方
OSが大好きでLinuxの勉強がしたい方。ローリングリリース、DIY好きな方。Ubuntuのような固定リリースに疲れた方。シンプルが好きな方はおすすめです。
逆にManjaroやEndeavorもとても勢いがあるため、無理してArchを使う理由は減ってきていると思います。
Distro Watchでも70位くらいですし、Gentooにも負けています。Arch系を使うならEndeavorとか良さそうです。
おま環と言われればその通りです。私には少しまだハードルが高く感じました。
以上です。参考にしてみてください。