Repsona LLCの@GussieTechです。「無料でガントチャートとカンバンが使える理想的なプロジェクト管理ツール」Repsona(レプソナ)を作っています。
職務経歴書って書くの大変ですよね。ググるとどうやら何年も前までさかのぼって思い出して、何枚もこまかく書かなきゃいけないみたい、、?
「出してください」と言われたので、そんなことを調べながら、職務経歴書を作りました。せっかく作ったので公開します。
なぜ公開するのか
前職では、Webサービスを提供する上場企業で、技術部門長として3年くらい採用活動をしていました。職務経歴書を見る側でした。
職務経歴書を見る作業は時間もかかるし大変だし、正直たのしい時間ではない。今回作るにあたって、「おれが面接官だったら、こういうの見たいな、会いたいと思うな」という風に作ってみました。
作ってみたところ、求職時とは違う視点で**「書くべきポイント」や「アンチパターン」**が見えてきたので、共有しようと思いました。
工夫した点
短い
A4 1枚でシンプルにまとめました。印刷もしやすいです。
カジュアル
色やフォントを工夫して、目を通したくなる印象にしました。
濃淡
文字の大きさで濃淡をつけて、アピールポイントがひとめでわかるようにしました。
写真
人物像のイメージがつきやすいように写真をつけました。かわりにSNSのアカウントなどでもいいと思います。
面接官として重視した点
正社員採用か、プロジェクトチーム組成時かで重み付けは違うと思いますが、採用する側の立場として、以下の点は共通して重視していました。
自己PR
- 人間的にどんなひとなのか
- 技術以外に何を提供してくれるのか
- お話しして楽しそうか、楽しいか
求める人物像か
- 求めるスキルがあるか
- 求める経験があるか
- 能力を発揮することができそうか
キャリアパスをイメージできるか
- 組織内でどのようなキャリアとなりそうか
- 本人のキャリアイメージと乖離がないか
アンチパターン
長い
忙しい合間に、2-3枚以上読むのは実は結構しんどいです。字の大きさや空白の取り方で、読む人の気持ちを考えている人は素敵だなと感じました。
誤字
言語名やサービス名など、誤字は要注意です。細部を気にするというのは仕事をする上でとても重要です。単なる字の間違いもありますが、大文字小文字やスペースの有無なども要チェックです。
かたい
システムや業務のかたさではなく、書類の印象です。仕事は楽しく、ワクワクしてやりたいと思っています。ガッチガチにかたい印象があると、ちょっと構えてしまいます。
ベタ
うまく例が出せないのですが、**「なんかこの自己PR見たことあるな」**という印象を受けることがあります。文章の長さよりも、個性が出ると好印象です。
いい例
**「自分なりに工夫する」**というのが最も重要です。
GitHubで公開する、Markdownで書いちゃう、ポートフォリオサイト作る、Webサービスを使うなど、いろいろなかっこいい手段がありますし、実はフォーマットに決まりはありません。
エンジニアの仕事って自分で考えて工夫してアウトプットしていかなきゃいけない。これからエンジニア(ライバル)が増えてきたときに、どういう人が淘汰されていくのか想像すると、答えに近いものが見えてくる気がします。
**「職務経歴書さえも自分なりに考えて工夫するような人なんだ。仕事でも工夫してくれるだろうな」**と、僕ならとてもいい印象を持ちますし、会ってみたいと感じます。会ったら、「なぜこういう風にしたのか」聞いてみたいし、そこから話が広がって、楽しくなったら最高です。スキルの話とかは数分話せばだいたいわかるものです。
仕事上、どうしても踏ん張らなきゃいけないときに、踏ん張ってくれる。解決が難しい問題に直面したとき、考えを出し、行動をとってくれる。そういうパワーはとても魅力的です。こういう部分は職務経歴書上、行間に埋もれがちですが、ぜひPRしたい点です。
場合によっては、記述フォーマットが決まっていたりする状況もあると思いますが、ぜひ思考停止せずに、工夫をしてみてください。
テンプレートダウンロード
Qiitaで添付できなかったので、noteにダウンロードできるページを用意しました。ご自由にお使いください。
まとめ
職場の求める人材、そのタイミング、会社の文化、面接官の性格など、大いに関わってくるので、きっと正解はありません。僕はカジュアルでお話しして楽しい人と仕事をしたいと思っていますが、違う視点では、僕の職務経歴書はふざけているように見えてゴミ箱行きかもしれません。
「僕ならこのように一緒に働きたい人を探す」という風に書きました。どういう人と、どういう雰囲気で、どういう仕事がしたいのかを一生懸命考えて、それを職務経歴書にも反映してみたらいいのではないかと思いました。
そんな僕が作っている Repsona
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