Minicondaを使う利点
- condaでtensolflowを入れると、GPUで学習を並列処理するのに必要となるライブラリ(CUDAやcuDNN)を勝手にインストールしてくれる。
https://www.anaconda.com/tensorflow-in-anaconda/ - 仮想環境の設定ファイルが出力できるので、仮想環境の使いまわしが簡単。(pipenvのPipfileと同様)
- Anacondaと比べて、最小限の機能だけ有しているので、インストールなどが楽で気軽に手を出せる。
環境
- Ubuntu 18.04
- conda 4.7.11(2019年8月30日時点 最新)
Minicondaのインストール
wget https://repo.continuum.io/miniconda/Miniconda3-latest-Linux-x86_64.sh
bash Miniconda3-latest-Linux-x86_64.sh
参考:Minicondaのアーカイブ(Windows版、Mac版もダウンロードできます)
https://repo.continuum.io/miniconda/
仮想環境の準備
仮想環境の作成
-n
に環境名を設定します。
conda create -n <envname> python=3.6
作成した仮想環境を確認
conda info -e
仮想環境の有効化
conda activate <envname>
source activate
でも仮想環境に入れるが、conda 4.4.0(2017-12-20)以降からはconda activate
が推奨されている。
4.4.0 (2017-12-20) Recommended change to enable conda in your shell
仮想環境の無効化
conda deactivate
condaのProxy設定(Proxy環境のみ)
設定ファイル .condarc
を作成
# create '.condarc' inside home directory
conda config
.condarc
を編集。隠しファイルなので、ls
では表示されない。
cd $home
sudo vim .condarc
以下の内容を転記。{}の内容は、適宜書き換え
proxy_servers:
http: http://{user}:{password}@{proxy_ip_or_domain}:{proxy_port}
https: http://{user}:{password}@{proxy_ip_or_domain}:{proxy_port}
設定が反映されているか確認
# create '.condarc' inside home directory
conda config --show
パッケージのインストール
conda install ライブラリ名
仮想環境の設定ファイル出力
yml形式で設定ファイルを出力します。
この設定ファイルは、GCPやAWSなどのインスタンスに同一環境を作成する際に重宝します。
conda env export -n <envname> > myenv.yml
設定ファイルをもとに仮想環境を複製
前項で作成した設定ファイルを、-f
オプションに指定し、conda env create
を実行します。
conda env create -n <envname> -f myenv.yml
仮想環境が作成されているか確認
conda info -e
仮想環境の削除
conda remove -n <envname> --all
以上