--まえおき--
間違った日本語や知識を書いていたらごめんなさい。
コンピュータネットワークや情報通信の世界では"プロトコル"という言葉が頻繁に使われいます。
プロトコルを簡単に説明しちゃいますとコンピュータとコンピュータがネットワークを利用して通信するために決められた「約束ごと」という意味になるらしいです。
普段私達が意識してネットワークを使うことはありません。しかし、ネットワークを利用してコミュニケーションをとるためには、とても重要なものです。
プロトコルはいくつもの種類があり、それぞれ仕組みが明確に決められています。
コンピュータ同士がお互いに通信するためには、両者がお互いにプロトコルを理解し、処理できなければなりません。
--プロトコルのイメージ--
会話で例えると…
・日本語や英語(言語)を「プロトコル」とする
・言語によってコミュニケーションする事を「通信」
・会話の内容を「データ」
登場人物
Aさん(日本人)
Bさん(アメリカ人)
Cさん(日本人)
AさんとBさんが会話した場合
言語のプロトコルが異なるのでコミュニケーション不成立。
双方ともに言語(プロトコル)を理解していないのでコミュニケーション(通信)が成立せず会話の内容(データ)が相手に伝わりませんでした。
AさんとCさんが会話した場合
言語のプロトコルが一致してコミュニケーション成立
双方が言語(プロトコル)を理解しているためコミュニケーション(通信)が成立し会話の内容(データ)が相手に伝わります。
コンピュータとコンピュータがネットワークを介して通信するときもほとんど同じように考えてもらって大丈夫だそうです。
人間には知能、応用力、理解力を持っているので、ある程度ルールから外れていても、意思の疎通ができるはずです。
ですが、コンピュータはそうはいきません。
途中で障害が発生した場合にどう処理するかなど、通信中に起こりうるさまざまな問題をあらかじめ想定しておかなければなりません。
コンピュータ通信では、コンピュータ同士で約束ごとをきめ細やかく決めて、それを守れることがたいせつです。この約束ごとが「プロトコル」です。
さまざまなプロトコルを体系的にまとめたものを「ネットワークアーキテクチャ」ということがあります。
--コンピュータ通信の登場から標準化へ--
コンピュータ通信が始まった当初は、体系や標準化が重要だとは考えられていませんでした。
そのため各コンピュータメーカーは、それぞれの会社独自のネットワークアーキテクチャを発表し、プロトコル群の体系化を行いました。
ここで問題がおきるわけです。各社独自のネットワークアーキテクチャ、プロトコルには互換性がなく、異なる製品を物理的に接続しても、ただしく通信されませんでした。
これは利用者にとってとても不便でした。
・最初にコンピュータネットワークを導入したら、いつまでも同じメーカーの製品を買い続けなければならなかったこと。
・メーカーが消滅したり、その製品がサポートされなくなったりしたら、すべての機器を入れ換えなければならなかった。
・違う部署で別のメーカーの製品を導入していた場合、それぞれの部署のネットワークを互いに接続しても、プロトコルが違うために通信ができない場合が多かった。
しかしコンピュータの重要性が増し、多くの企業でコンピュータネットワークが導入されていくと、メーカーが違えどお互いに通信できるような互換性が重要であると、認識されるようになりました。
これが、ネットワークの「オープン化」、「マルチベンダ化」です。
プロトコルが標準化されてすべての機器が1つのネットワークアーキテクチャに準拠すれば、コンピュータのハードウェアやOSの違いを意識することなくネットワークに接続されたコンピュータと通信できるようになります。
コンピュータは標準化によって、コンピュータネットワークは便利なものになったわけです。