はじめに
こんにちは。須永です。
AWS re:Invent 2024に現地参加できなかったので、寂しい気持ちを抑えながら今回発表されたAmazon Q Businessの新機能「Integrations」を検証してみようと思います。
先に結論
- 新機能を利用するにはProプランが必要
- ブラウザの拡張機能として利用し、生成AIと会話しながらブラウジング可能
- 開いているページについてそのまま質問はできないが、開いているページのURLも一緒に渡すことで質問が可能
- ブラウジングをしながら、気になった箇所はページを切り替えずに生成AIに質問できるという使用法が想定(?)
そもそもAmazon Q Businessとは?
Amazon Qとその中でも今回紹介するAmazon Q Businessについて、以下のように簡単にまとめてみました。
- Amazon Q:
- 生成AIを用いて企業の業務効率を支援するサービス
- Amazon Q Business:
- 生成AIを利用したチャットアプリケーションを作成することが可能なサービス
- 生成AIやアプリ開発の知見なしに、RAGによる社内データに基づく回答ができるアプリケーションをノーコードで開発可能
「2024年中にAmazon Q Businessが東京リージョンで利用可能&日本語対応する」と今年のAWS Summit Japanで発表されているため、すぐにキャプチャ画面と異なる挙動となるかもしれません。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/weekly-genai-20240617/
新機能「Integrations」とは?
新機能として発表されたIntegrationsによって、は以下2つのことが簡単に実現可能になりました!
- ブラウザの拡張機能としてAmazon Q Businessを設定することで、ブラウジングしながらページの要約などのサポート可能
- SlackやTeamsにbotとしてデプロイすることで、アプリ内から会話可能
発表されているサイトでは英語での質疑応答のみ例としてあげられているため、日本語での挙動を検証してみようと思います。
今回は1番のブラウザの拡張機能を試してみます!
検証
公式記事に従って新機能のインストール
まずはAmazon Q Businessアプリケーションを作成します。
画面左側のIntegrationsから画面を進めると、
以下のようにブラウザ拡張機能をオンにできました。
ここで、どうやってローカルのブラウザに拡張機能をインストールするんだ?と思いましたが、デプロイされているアプリケーションにログインするみたいですね。
下の画像の「ここ」からログインします。
アプリケーションを開くと、
「Install extension」とあるのでこちらをクリックします。
するとChromeウェブストアに飛ぶことできるので、拡張機能をインストールします。
日本語で検証!
まずは私の以前書いた記事を開き、要約をお願いしてみました。
私はテキストベースの会話のみ可能で、ブラウザやウェブサイトの直接的なアクセスはできません。
え!!今開いているサイトの要約はできないんですね。。
ここで、右下のSummarizeという箇所が気になったためクリックしてみます。
すると、以下のように「summarize the contents of xxx(開いているサイト名)」という質問とともに英語の回答が返ってきました。
なので、開いているサイトのURLとともに質問内容を以下のように質問すると、無事質問することができました。
私なりの本機能の解釈
今回紹介した拡張機能は、ブラウザで開いているページの要約を雑にお願いするものではなく、サイトの中で気になったところをページを切り替えることなく、適宜チャットで質問するといった使い方が想定されているのではないかと感じました。
さいごに
早速使ってみましたが、想定していた挙動とは異なり自己流の解釈を交えてしまったので、正しい使い方や別の考え方などあればコメントいただければと思います。
ご指摘いただければ恥ずかしい気持ちになりながら記事アップデートしていきます!