【PowerShell 5.1】バッチから実行する方法（実行ポリシー変更不要）

はじめに

前提

下記環境での動作を前提としている。
PowerShell 5.1

本記事について

実行ポリシーを変更せずに、PowerShellスクリプトをバッチから実行する方法を示す。

実行する方法

結論から申し上げると、下記方法で、実行ポリシーを変更せずに、バッチからPowerShellスクリプトを実行できる。

1. PowerShellスクリプト（.ps1）をワンラインにする。
2. PowerShellの起動引数にワンラインにしたPowerShellスクリプトを指定する。
3. 保存したバッチを実行する。

PowerShell実行.bat

PowerShell -c  "$msg = 'これはテストです。';Write-Host $msg; Get-ChildItem | %% {  Write-Host $_.FullName };"

PowerShellの引数する方法

「変換前.ps1」のスクリプトなら、「変換後.bat」に書き換える。

変換前.ps1

$msg = "これはテストです。"
Write-Host $msg
Get-ChildItem | % {  Write-Host $_.FullName }

変換後.bat

PowerShell -c  "$msg = 'これはテストです。';Write-Host $msg; Get-ChildItem | %% {  Write-Host $_.FullName };"

注意事項

「"」を含む場合

「"」（ダブルクォーテーション）は、「'」（シングルクォーテーション）にする。

「%」を含む場合

「%」は、2つにする。
バッチにした際、「%」が1つの場合は「%」が消えてしまう。
（「%」が消える理由は、調査中である。）

おわりに

下記方法でバッチからPowerShellスクリプトを実行する方法を紹介した。

1. PowerShellスクリプトをワンラインにする。
2. PowerShellの「-c」オプションに、ワンラインにしたPowerShellスクリプトを指定する。
3. 保存したバッチを実行する。

※ 本記事は、実行ポリシーの回避を推奨するものではない。