AWS CLI(AWS Command Line Interface)は、AWS をターミナルから操作するための強力なツールです。
頻繁に機能追加・修正があるため、定期的なアップデートが推奨されています。
この記事では、環境別に AWS CLI のアップデート方法をまとめています。
🔍 現在のバージョンを確認する
まずは現在のバージョンを確認しましょう。
aws --version
出力例:
aws-cli/2.15.0 Python/3.11.5 Linux/5.15.0
✅ pip 経由でインストールされている場合(v1系)
pip
でインストールしている場合は以下でアップデートできます。
pip install --upgrade awscli
特定のバージョンにしたい場合:
pip install awscli==1.29.0
✅ AWS CLI v2 の場合(Linux / macOS)
AWS CLI v2 は pip ではなく、バイナリ形式で提供されています。
以下の手順で最新版にアップデートします。
1. 旧バージョンの削除(必要に応じて)
sudo rm -rf /usr/local/aws-cli
sudo rm /usr/local/bin/aws
2. 最新版のダウンロードとインストール
curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"
unzip awscliv2.zip
sudo ./aws/install
3. バージョン確認
aws --version
✅ Homebrew 経由(macOS の場合)
Homebrew でインストールしている場合は以下でOK。
brew upgrade awscli
必要に応じて再リンク:
brew link --overwrite awscli
✅ Windows の場合
手順:
- 公式サイトからインストーラーをダウンロード 👉 AWS CLI v2 ダウンロードページ
- インストーラーを実行して上書きインストール
- PowerShell でバージョン確認:
aws --version
💡 補足:どのインストール方法か分からない場合
次のコマンドでパスを確認できます:
which aws
-
/usr/local/bin/aws
→ バイナリ直インストール -
/opt/homebrew/bin/aws
→ Homebrew -
~/.local/bin/aws
→ pip
🔚 おわりに
AWS CLI のアップデートはセキュリティや新機能利用のためにも重要です。
ぜひこの記事を参考に、ご自身の環境にあった方法で定期的にアップデートしてください!