Gitを使っていると、不要になったブランチや未追跡ファイル(Untracked files)を整理したくなることがあります。この記事では、以下の3点について簡潔にまとめます。
- ローカルブランチの削除方法
- リモートブランチの削除方法
- Untrackedファイルの削除方法
🧹 1. ローカルブランチを削除する
✅ 通常削除(マージ済みのブランチのみ)
git branch -d branch_name
❗ 強制削除(マージされていないブランチも削除)
git branch -D branch_name
🔄 事前にチェックアウトしておこう
削除対象のブランチに現在いると削除できません。先に main
など他のブランチに切り替えてから実行します。
git checkout main
🌐 2. リモートブランチを削除する
🚀 コマンド
git push origin --delete branch_name
✅ **例:**
```bash
git push origin --delete feature/xyz
📌 **注意点:**
- リモートに削除の権限(push権限)が必要です。
- チームで共有している場合、削除前に確認を取りましょう。
- 削除後は、以下でローカルのリモート追跡情報も整理できます:
```bash
git fetch --prune
🗑️ 3. Untrackedファイル(未追跡ファイル)を削除する
🎯 個別に削除する
rm filename
🧼 Gitのクリーンアップコマンドで削除する
すべての未追跡ファイルを削除(強制)
git clean -f
対話モードで削除対象を選ぶ
git clean -i
特定のファイルだけ削除する
git clean -f path/to/untracked_file
⚠️ 注意:
git clean
は復元できません。削除前に git status
で確認しましょう。
-n
オプションを使えば、何が削除されるか事前に確認できます:
git clean -n
📚 まとめ
操作内容 | コマンド例 |
---|---|
ローカルブランチ削除(安全) | git branch -d branch_name |
ローカルブランチ削除(強制) | git branch -D branch_name |
リモートブランチ削除 | git push origin --delete branch_name |
未追跡ファイルの確認 | git status |
未追跡ファイルの削除 |
git clean -f or rm filename
|
✅ 最後に
ブランチやファイルの整理は、プロジェクトの健全性を保つ上で重要です。削除操作は慎重に、必要ならバックアップを取ってから実行しましょう!