はじめに
VMware workstation pro が個人利用ができるようになったとのことで、手持ちのfedora 40が入っているノートパソコンにインストールしました。インストールは、公式サイトからダウンロードしたファイルを実行するだけと考えていたのですが、すこしひっかかった箇所がありました。カーネルと関係する箇所であり、また、fedoraのアップデートでよくカーネルが更新されますので、メモとして残すことにしました。
ダウンロードの詳細につきましては、公式サイトであるBroadcomのサイトでユーザー登録してからダウンロードすれば良いので割愛します。
インストール
上のページを参考にvmwareのインストールを行いました。
Broadcomのサイトからzipファイルをダウンロードし、解凍しますと、bundleという拡張子のファイルが保存されます。
これを次のコマンドにて実行します。
sudo sh VMware-Workstation-Full.bundle
実行後、ログでエラーが発生した場合はそれを解決します。私の場合はカーネルヘッダーがないとかのエラーなので、パッケージをdnfからインストールしました。エラーをググると解決方法がでてきました。
実行
インストールするとgnomeのランチャーにvmwareが登録されたり、Terminalからvmwareで起動できたりするのですが、実行時にvmmonとvmnet関連でエラーが発生します。エラーが発生した際に、ログを参照するようにとのメッセージがでてきます。
それでこれらを別途自分でインストールする必要がでてきます。
vmmon vmnet のインストール
次のページを参考にインストールを行いました。
上記の1つ目のリンクのgithubリポジトリをローカルにcloneしまして、それをmake, make installを行いました。その手順が2つ目のリンクのページに記載されています。ただ、こちらを実行しましたところvmnetのコンパイル時にエラーが発生してしまいました。その対処方法が3つ目のリンクのページに記載されていました。
具体的には、/vmnet-only/vmnetInt.hを編集します。それについては3つ目のページに記載されています。
アップデート
fedoraのアップデートで新しいバージョンのカーネルをインストールしますと、エラーが発生し動かなくなります。その際は上でインストールしたvmmon vmnetをmake cleanしてからサイトmake, make installする必要があります。