はじめに
とにかくExcel上での資産管理から脱却したい。
共有したファイルが壊れるとか、開くのに超時間がかかるなどExcelはつらみしか無い。
かといって大規模な管理ソフトを入れるための(時間的)余裕も(資金的)余裕も無い。
→snipe-it
##snipe-itとは
- 資産管理ツール
- webベースなのでクライアントにアプリケーションのインストール不要
- オープンソース
- 公式HP: https://snipeitapp.com/
- 公式マニュアル: https://snipe-it.readme.io/docs
- デモサイト: https://snipeitapp.com/demo
構築した環境
- AWS EC2
- インスタンス:t2.micro
- AMI:ubuntu-xenial-16.04-amd64-server-20180109 (ami-d39a02b5)
- OS:Canonical, Ubuntu, 16.04 LTS, amd64 xenial image build on 2018-01-09
- その他設定:デフォルト
構築
基本的に公式マニュアル ( https://snipe-it.readme.io/docs )
を参照して進めていけば問題ない。
インストール方法はGitCloneなど4つあるが、とりあえず下記に記載されている通常のインストーラーを使用した。
https://snipe-it.readme.io/docs/downloading#section-3-download-the-installer
wgetでダウンロードし、chmodでインストーラーに権限付与。
wget https://raw.githubusercontent.com/snipe/snipe-it/master/install.sh
chmod 744 install.sh
./install.sh
インストーラを起動するとDBの初期設定などが流れて、いくつか質問される。
回答後、自動的にインストールが進む。
設定
手順通りインストーラーを流した後にブラウザでアクセスすると、apacheのデフォルトページが表示されてしまう。
その為、デフォルトページの無効化を行った
cd /etc/apache2/sites-available
a2dissite 000-default.conf
apache再起動
systemctl restart apache2
これでAWSのIPアドレスにブラウザでアクセスすると初期設定画面が表示される。
管理者ユーザの作成などが終わると、snipe-itのポータル画面が表示される。
ちなみに日本語化は、ポータル画面で
右上の”Admin” → ”Edit Your Profile” → ”Language”を”Japanese”に変更
##終わりに
思ったよりも簡単に構築が出来た。
躓いたのは自分にUbuntuの知識があまりなく、apacheの設定する箇所を調べたくらい。
後は実際に使用してみて、どの程度業務に活用できるか検討したい。