AppStoreで無料にて配布されているGeekToolはご存知だと思う。
簡単に説明するとあらかじめGeekToolで設定しておいたコマンドの標準出力をデスクトップに表示できるというもの。
例えば date +"%a %b%d [%k:%M]" などとしておけばSun Mar31 [15:03]と表示される。
表示する位置やフォント、色、サイズなどかなり詳細にカスタマイズ出来るため拘るほどに見た目は自分好みになる。
CPUやメモリまわりの情報を使えばそれこそギークな雰囲気にはなるが、以外とすぐ飽きる??かも知れない。
このアプリの使い方のお手本を検索するとよく見られるパターンが、GeekToolで先ほどのギークっぽい情報の表示に加え、デスクトップに歌詞をiTunes再生中の歌詞を表示するといったもの。
しかし紹介されているやり方では歌詞表示に関しては、どれも別のアプリに頼っている。
デスクトップに歌詞を表示するアプリは2つほど存在したが、たかだかデスクトップを盛り上げるのに2つものアプリを常駐するのはどうかと思う。
GeekToolだけで済んだ方が管理も楽だろうし統一感も出しやすいだろう。
となるとコマンドラインで歌詞を表示することを考えるしかない。
そうすればGeekToolだけで事足りる。
結論は、iThiefというコマンド(もちろんフリー)をダウンロードして来て、配布サイトの指示に従ってファイルを配置する。「~/Library/iTunes/Script」へ「iThief.scpt」を配置すればiThiefはiTunesに対しての操作が可能になる。曲の再生、検索、歌詞出力からいろいろと機能がある。
それらのコマンドの実行については iThief h (ヘルプ)で一覧を見てもらいたい。
コマンドラインからガンガンiThiefを使いたい人は、使っているシェルにiThiefのパスを通しておくとよい。
そして肝心のGeekToolを使ってデスクトップに歌詞を表示する方法だが、GeekToolはどのシェルを使っているかもよく分からないしパスをどう通してよいか分からないので、コマンドを設定するときは [iThiefまでのパス]/iThief l というふうにする。
最後のlはlyric(歌詞)のLだ。
このGeekTool、任意の画像をデスクトップに表示することも可能なので再生中の曲のアートワークのパスなりを取得出来ればいいのだが、そこらは模索中である。
デスクトップをいじくりまわすのがどうというより、コマンドラインで遊ぶことを楽しんでみるのも良いかもしれない。