はじめに
Vitisでスタンドアロンアプリを作成する際、printfが使えるとDebugに便利です。
本記事では、Vitisでスタンドアロンアプリを作成する際にprintfを使う方法について説明します。
環境
- Vivado/Vitis 2024.2
- Zynq7010
- PLのUARTが接続されていること
設定
VivadoでZynq Block DesignでUARTを有効します。
私の場合は、MIO24、25をUART1が接続されているのでこのような設定となっています。
Vitisでプラットフォームを作成した後、Settingsを開きます。
Boar Support Packageのstandaloneを選択すると、standalone_stdin, standalone_stdoutの設定があるので、使用するUARTを選択します。
UARTが1つしか無い場合は、デフォルトの状態で問題ないとおもいます。
使い方
xil_printfを使うことで、UARTに出力することができます。
#include "xil_printf.h"
int main() {
xil_printf("Hello from UART!\r\n");
return 0;
}
実行すると、シリアルコンソールに出力されます。
デフォルトの通信速度は、115200bpsなので、この速度でシリアルコンソールを設定しておいて下さい。