WSLで動作するVivadoでJTAGを使う方法

はじめに

WSLで動作するVivadoからJTAGを使う方法をメモしておきます。

バージョン

Windows 11　23H2
Vitis/Vivado 2024.2
WSLのOS　Ubuntu 24.04

手順

HostのWindows側に、Vivado Lab ソリューションをインストールする。
通常のvivadoでもよいが、こっちの方がディスク容量が少ない。

hw_serverを起動する。
-dをつけてデーモンとして起動してもよいです。

cd C:\Xilinx\Vivado_Lab\2024.2\bin
.\hw_server.bat

WSLで動作しているvivadoでOpenTargetを選択する。
AutoConnectを選択する
Connecting to server...の表示でつながるまで待つ（２～３分）

AutoConnectでなく、localhostを指定してみたりいろいろ試してみましがた、つながるまでに時間がかかる状況に違いはありあせんでした。

つながるまでに時間がかかりますが、Program Deviceは遅延なく実行できました。

うまく行かない時

hw_serverが動作してるか確認する方法

WSLのコンソールから、telnetなどで、3121に接続して応答があれば、hw_serverが動作している事を確認できます。

$ telnet localhost 3121
Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
ELocatorHello["ZeroCopy","ContextPCIe","ArmDAP","JtagFpga","Dpc","MicroPython","ContextXvc","DebugCorePolling","DebugCore","XicomEverest","stapl","svf","XicomSysmon","zynqflash","XicomFlash","bpi","spi","xsdb","Xicom_v1.00","Xicom_v1.01","xicom_0","Xicom","XilinxReset","JtagDevice","JtagCable","Jtag","ContextParams","Diagnostics","Profiler","Disassembly","DPrintf","PathMap","Streams","Expressions","FileSystem","LineNumbers","SymbolsProxyV2","SymbolsProxyV1","Symbols","StackTrace","Registers","MemoryMap","Memory","Breakpoints","RunControl","ContextReset","ContextQuery","Locator"]

#　おまけ２

私のWSLは、networkingMode = mirroredにしています。

C:\Users\UserName\.wslconfig

[wsl2]
networkingMode = mirrored