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ZenHub2.0について

Last updated at Posted at 2015-06-23

専用の拡張をインストールすると、GitHubそのものが拡張される。
GitHubに足りないアジャイルらしさを組み込むもの。2.0以前の機能は、ZenHubとはを参照してください。

NewLogo.png

ZenHubが2014年にリリースされてから、フェイスブックやソニー、NBC、マイクロソフトなど大手に取り上げられたZenHubは、2015/6/21にバージョン2.0となり、デザインなどが一新しました。
ZenHubのバージョン2.0とされる機能は以下のとおりです。

Task Board(カンバン)の複数リポジトリ対応

kobito.1435082053.127836.png

新しいZenHub Boardは、複数のリポジトリのissueを同時に表示する事ができます。
1つのプロジェクトに対して、複数のリポジトリがある場合があります。
例えば、プロジェクト開発用のリポジトリ(A)と、そのプロジェクトについてのウェブサイトを管理するリポジトリ(B)を作ったとします。新しいZenHubの機能で、AとBのTask Boardをつなげることより、プロジェクトの全貌がより分かりやすくなり、迅速な計画・進行をすることができるでしょう。

それぞれのリポジトリでTask Boardを作ってあれば、Task Boardのページの左上にある、Repositoriesをクリックして、Merge another repository +からマージしたいリポジトリを選んで反映することができます。(マージした、マージされたリポジトリのTask Board両方に反映されます。)

Task Board内でIssueを編集・閲覧する

z.gif

この機能が入るまでは、Task Boardを開いて、閲覧したいIssueを開くと、そのIssueに遷移してしまい、IssueをTask Boardを行ったり来たりしていました。

バージョン2.0では、Task Boardを開いたまま、Issueの作成・編集・コメントなどが可能になりました。

また、Task Boardのメニュー部分に、プルリクエストをPipelineに表示/非表示するためのView pull requestsと、クローズしたIssueをPipelineに表示/非表示するためのView closed Issuesが追加されました。

kobito.1435081814.817712.png

チケット駆動のように、Issueを先に作って、それに対するPRsを作るとPipelineの見た目が荒れていたので、オンオフできるのは、非常に嬉しい機能です。

バーンダウンチャートがGitHub内に作れる!

ZenHub-Burndown-Chart.png

ZenHubのBurndown Chartは、タスクごとの完結/未完結を分かりやすく表示します。これによって一覧性が上がるので、プロジェクト進行のマネージメントがしやすくなります。

まずマイルストーンを作ります。

kobito.1435082506.499595.png

次に、そのマイルストーンに入る、Issueを作成します。

kobito.1435082574.181502.png

Issueを作るときに、先ほど作成したマイルストーンを設定します。そして右側のEstimateの部分でこのIssueのポイント(難易度、重さ)を設定します。

image

ポイントは、デフォルトで選べるものだけでなく、任意の数値を入力し選択肢に追加することができます。

そして右側のBurndown(d)のリンクからバーンダウンチャートに移動します。

スクリーンショット 2015-06-24 03.05.32.png

左上のStart:の部分で、このマイルストーンの開始日を設定します。バーンダウンチャートの見方などについては割愛しますが、Issueをクローズすれば自動的にバーンダウンチャートに反映されるので、チーム内外のメンバーに対して、プロジェクトの進捗などを伝えるときの資料にもなるでしょう。

そして、新しいデザインに

kobito.1435083283.925645.png

バージョン2.0ではより洗練されたデザインになりました。ZenHub.ioや、Chromeの拡張がガラリとかわっていたので驚きました。

kobito.1435083248.067508.png

僕個人的には、前のオレンジ色(黄色?)も好きだったのですが、主張が強かったのかな?とも思いました。

まとめ

バージョン2.0以前は以下が可能でしたが

  • リポジトリを簡単に切り替えられる機能
  • タスクボード(カンバン)
  • ファイルアップロード機能をより便利にする
  • コードのコメントやイシューのコメントに+1できる機能
  • issueの情報をJSONファイルでエクスポートできる謎機能

バージョン2.0では、アジャイルのための機能が強化されました。

  • タスクボード(カンバン)がより便利になった
  • バーンダウンチャートが使えるようになった
  • Issueにストーリーポイントが触れるようになった
  • デザインがおしゃれになった

余談

気づいたらZenHubのデザインが変わっていて、いろいろ機能も追加されていたので、前回の記事の続きを書こうかと思っていたらTwitter経由でZenHubの広報の方に「バージョン2.0の紹介記事を書いてよ!」と言われたこともあり、いい機会だったので、Qiitaに書くことにしました。

ZenHubはとても便利なのに日本語の情報があまりないので、多くの方に見られそうなQiitaに書いています。これだけ推していると、ZenHubの回し者っぽいですが、僕はZenHubの回し者ではありません。

ちなみに、ZenHubを使っているTOP5の国で、日本が2位に入っています。
ZenHubに関する、より詳しい情報はZenHubのBlogでご確認ください。

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