#はじめに
半年スクラムマスターをやって、久しぶりにインフラの仕事に戻ってきた。
またVMwareかよー、と思ったらNutanixが相手だったので、勉強と気になった点をまとめる。
##要件
CEじゃない方のNutanix with AHVを使って、その上でファイルサーバーを使う。
Windowsファイルサーバーでも良いのだが、Wannacry騒動もあり、AFSを使うかもしれない。
##構築
大まかな要件を決めて、パラメータシートを埋めてNutanixに投げれば、3週間後にネットワーク設定まで終わった状態で届く。配線して電源を入れ、Cluster upすれば動き出す。
機器もメニューから選ぶだけなので、サイジングも不要。
##Networks設計
VMwareとの用語比較は"AHV Newtworking"の後ろの方に付いているので、先に読んでおくと理解が早い。
CVM同士の通信は必ず10Gbが必要。1Gb IntefaceはUserVMの通信に使う事が可能だが、めんどくさいので10Gbだけで使いたい。
上位のSwitchはstackかVPCか判らないが、Uplinkはロードバランスしたい。
今後必要となりそうなVLANは先に作っておいて、UplingにTrunkして渡しておく。
- 気になった点
- AHV~CVM間の通信に 192.168.5.0/24 を使う。既に使われていた場合はどうするのだろう。
- br0-upのtrunk port化はPrismからできないんだろうか。
##AFS
SMBのみ。Active directoryが前提。今後WORKGROUPを相手にするなら根本的な検討が必要。
Storage(CVMと通信) External(UserやADと通信) 2つのnicを持たせる=IPアドレスが必要。
1 AFS=minimum 3 node DFSとして動作する。
テストするなら、ノードダウン時の挙動と、アクセス制御機能の確認くらいかな...
##テスト
パフォーマンステストは要件が無いのでやらない。基本機能のテストのみ。
- Nutanix部分
- 色々と線の抜き差し
- Split Brain時の挙動
- CVMダウン時の挙動
- Split Brain & CVMダウン時の挙動
- Hot migration(vMotion)..はAHVで出来るんだろうか。
- 監視...といってもCVMにagent導入できないのでSNMPやsyslog監視くらい
- AFS部分(Nutanixのテストとセットでやらないと2度手間かも)
- 1ノードダウン時の挙動
- アクセス制御機能の確認
- ADと疎通できない場合のアクセス制御機能の確認
- 監視...Nutanix経由で監視できるはず。
##その他
Cluster全体, AFSの起動停止と、Nutanix, AFSのノード追加手順は必要かも。
でも、全部止める事なんて無いから要らないのかも。
実際に導入してみて、気づきがあれば後日。