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RailsアプリにChoices.jsを使ったセレクトボックスを作る

Last updated at Posted at 2022-03-23

概要

Choices.jsを使ってセレクトボックスを作成しました

はじめに

現在、フィヨルドブートキャンプでチーム開発をしています。
Choices.jsというライブラリを使って、セレクトボックスを作成しましたが、情報が少なかったのでQiitaに記事として残しておきます。
初学者向けの内容となっています。

Choices.jsについて

軽量な選択ボックス/テキスト入力プラグインです。リッチなセレクトボックスが作れます→DEMO
Select2およびSelectizeに似ていますが、jQueryの依存関係はありません。
2年ほどリリースが止まっていたようですが、2021年の12月より再びメンテナンスされているようです。

インストール

  • npm
npm install choices.js
  • yarn
yarn add choices.js
  • stylesheet
    導入したらしっかりstylesheetで読み込みましょう。
    自分はこれを忘れて無駄な時間を過ごしてしまいました😅(忘れるのは初学者の自分だけだと思います)
    CDNは以下、その他ディレクトリで読み込むものなど多数あります(README参照)
<link rel="stylesheet" href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/choices.js@9.0.1/public/assets/styles/choices.min.css"/>

用語

専門用語というほどではないんですが、ここを読み解かないとうまく使いこなせませんでした。
ほとんどREADMEを翻訳したものだけど載せておきます。
(今回はセレクトボックスを作るので、テキストボックスとしての使い方は割愛)

用語 説明
Choice ユーザーが実際に選択できる値で、<option>要素と同等
Group 選択肢の集まりでその名の通りグループ。<optgroup>要素と同等
Item 選択された要素の<option value = "item">要素と同等

HTMLでのセレクトボックスはというと

<select name="spice">
 <option value="">スパイスを選択</option>
 <option value="garammasala">ガラムマサラ</option>
 <option value="coriander">コリアンダー</option>
 <option value="cumin">クミン</option>
</select>

となっているのでChoiceは<option>のこと、Itemは<option>valueだとわかります。

ということでChoices.jsを使って、もっとも簡単だと思われるコードを書いてみました

index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>Spice select</title>
    <link
      rel="stylesheet"
      href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/choices.js@9.0.1/public/assets/styles/choices.min.css"
      />
    <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/choices.js@9.0.1/public/assets/scripts/choices.min.js"></script>
  </head>
  <body>
    <select name="spice" id="hoge">
      <option value="">スパイスを選択</option>
      <option value="garammasala">ガラムマサラ</option>
      <option value="coriander">コリアンダー</option>
      <option value="cumin">クミン</option>
    </select>
    <script>
      document.addEventListener("DOMContentLoaded", () => {
        new Choices("#hoge")
      })
    </script>
  </body>
</html>

Choices.js demo.gif
セレクトボックスにhogeというidを振って、Choicesオブジェクトを作る際に紐づけるだけです。
これでインクリメンタルサーチが簡単に使えるし、上の通りvalue属性でもヒットします。
選択肢が多くなったときに便利ですね。

開発者ツールを見てみるとclass="choices"data-type="select-one"などのタグが使われています。
<select>select-one<select multiple>select-multipleとなっていて、
オプションが反映できるか否かは、この入力タイプを確認するとわかりやすいと思います。

Railsでの使い方

再び簡単な復習になるんですが、既にSpiceモデルがあるとして、selectを使うと

select(:spice, :name, Spice.pluck(:name, :id), { include_blank: "スパイスを選択" })

collection_selectを使うと

collection_select(:spice, :name, Spice.all, :id, :name, prompt: "スパイスを選択")

これをHTMLで出力すると、いずれも

<select name="spice[name]" id="spice_name">
  <option value="">スパイスを選択</option>
  <option value="1">ガラムマサラ</option>
  <option value="2">コリアンダー</option>
  <option value="3">クミン</option>
</select>

のようになります。
こちらもこのセレクトボックスにidさえ付与すれば、Choices.jsが使用可能です。

ここからは実際に自分がチーム開発で実装したコードに、一部修正を加えたものを記載していきます。

環境とgem

  • ruby 3.1.0
  • Rails 6.1.4.4
  • webpacker 5.4.3
  • Choices.js
  • slim-rails

UserモデルとSpiceモデルが存在し、UserはSpice(好みのスパイス)を1つ持つような関係です。
CSSに関してはnode_modulesから読み込むように設定しています。

view

= f.label :spice, class: 'a-form-label'
= f.collection_select :spice_id, all_spices_with_empty, :id, :name, {}, { id: 'js-spice-select' }

フォーム内でのセレクトボックスです。
セレクトボックスにjs-spice-selectというidを付与しています。
all_spices_with_emptyは選択肢なしを含めた配列です。

def all_spices_with_empty
  Spice.all.to_a.unshift(Spice.new(name: '好みのスパイスなし'))
end

javascript

app/javascript/packs/application.js
import '../spice-select.js'

JavaScriptファイルをWebpacker経由で読み込んでいます。

app/javascript/spice-select.js
import Choices from 'choices.js'

document.addEventListener('DOMContentLoaded', () => {
  const element = document.getElementById('js-spice-select')
  if (element) {
    return new Choices(element, {
      removeItemButton: true,
      allowHTML: true,
      searchResultLimit: 10,
      searchPlaceholderValue: '検索ワード',
      noResultsText: '一致する情報は見つかりません',
      itemSelectText: '選択'
    })
  }
})

以上のように、少しだけオプションをつけてみます。
allowHTMLオプションをつけないと、以下のようなwarningが出ます。

Deprecation warning: allowHTML will default to false in a future release. 
To render HTML in Choices, you will need to set it to true. 
Setting allowHTML will suppress this message.

また、Choices.js関連の要素がなければ、下記のコンソールエラーが出てしまうのでif文を使っています。

Uncaught TypeError: Expected one of the following types text|select-one|select-multiple

と、ここまで作り終えたところで
Choice.js demo.gif
Choices.jsを使ったセレクトボックスが完成しました🎉

これがRailsでChoices.jsを使う初歩的な方法だと思います。
他にも選択肢を他からfetchして作成したり、複数の選択肢を選んだり、タグをつけたり、、、
などなどカスタマイズが可能なので、少しリッチなセレクトボックスを作成するのにいかがでしょうか?

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。本記事がどなたかのご参考になれば幸いです。
何かご意見やご感想などありましたら、お気軽にコメントや編集リクエストをお待ちしております🙏

参考文献

執筆にあたり、以下の記事を参考とさせていただきました。ありがとうございました🙇‍♂️

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