CRIとは?
CRIとは、CRI・ミドルウェア株式会社が提供している、
ゲームやマルチメディアコンテンツの開発を支援するための技術とツールの総称です。
本稿では、CRIWAREというツールを使用していきます。
インストール方法
こちらの ダウンロードページ から、Unity向けのプラグインである
「ADX LE Unity SDK(3.10.01)」をダウンロードしましょう。
ダウンロードしたフォルダを展開して、「"cri\unity\plugin\criware_unity_plugin_v2_42_46_le_ja.unitypackage"」
のパスにあるパッケージを自身のプロジェクトにインポートします。
Assetsフォルダ直下に「CRIMW」というフォルダがあればインストール完了です。
音声データの準備
UnityでCRIWAREを使用して音声を再生するには、
AtomCraftというツールでビルドされた音声データが必要になります。
「音声のビルド→Unityにインポート→再生」というイメージです。
ビルドの方法は、こちらの記事 で紹介しています。
音声のインポート
音声のビルドが終わったら、Unityにインポートしていきます。
「Window→CRIWARE→Atom Browser」の順に開きましょう。
「Atom Browser」下部の「Import Assets from Atom Craft Project」を開き、
「Import From」に、AtomCraftで作成したプロジェクトのAssetsフォルダを指定します。
最後に「Import Assets」ボタンをクリックすれば、音声のインポートは完了です。
スクリプトで音声を再生する
スクリプトから音声を再生するには、
「プレイヤーを作成→Acbを取得→キューを設定→ボリュームを設定→再生」
という工程が必要になります。
以下のコードを適当なスクリプトにコピペしましょう。
using UnityEngine;
using System;
using System.Collections.Generic;
public class Test : MonoBehaviour
{
private CriAtomExPlayer _player;
void Start()
{
_player = new CriAtomExPlayer(); // プレイヤーを作成
}
public void Play(string cueSheetName, string cueName, float volume)
{
var currentAcb = CriAtom.GetAcb(cueSheetName); // Acbを取得
_player.SetCue(currentAcb, cueName); // キューを設定
_player.SetVolume(volume * _volume); // ボリュームを設定
player.Start(); // 再生
}
}
コードの処理と工程の対応をコメントしています。
Acbの取得・キューの設定で必要な「キューシート名・キュー名」は、
「Atom Browser」を開いて再生したい音声のものを探しましょう。
ボタンなどからPlayメソッドを呼び出すと音声を再生できるはずです!
最後までご覧いただきありがとうございました