「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」を、理解を深めるために1章をまとめてみました。
はじめに
第1章 あなたが読んだどの本とも「この本」が違う理由
「ソフトウェア開発者の人生マニュアル」とは何か。ここで簡単に答えておく。それは以下である。
- ソフトウェア開発業界で評価を築くための手順を教えると同時に、肉体的、知的、精神的により協力で健康になるための方法を教えてくれる本
さらに詳しくいうと、この本にはたとえば以下のようなことが書かれている。
- 面接をハックし、最高の履歴書を書くための方法
- 大成功を収めるブログの作成方法
- 個人ブランドの構築方法
- 学習能力や生産性を大幅に引き上げる都ともに燃え尽き症候群に対処する方法
- 不動産投資のやり方
- 体重の減らし方
- 特別な人と出会う方法
つまり、「よりよい開発者になる方法をまとめて教えてくれる本」を作り、伝えたかったから、ソフトウェア開発者としての貴方の旅路を少しはらくにできるように、あなたがよりよいバージョンになることを支援できるように、そして何より、あなたが人生で孤独だと感じなくて済むようにするためだ。
私がこの本で言う「良いソフトウェア開発者」は、
- コードの書き方
- 問題の解き方
- ユニットテストの作り方がうまい人
ではなく、
- キャリアのマネジメント
- 目標の達成
- 人生の楽しみ方
という意味で言っている。
また、この本は、「あなたに何ができるか」についての本ではなく、「あなた」についての本だ。それはたとえば以下である
- あなたのキャリア
- あなたの生活
- あなたの心と身体
- あなたの魂
私はソフトウェアに対する「総合的な」アプローチを支持する。
つまり、よりよいソフトウェア開発者になりたいなら、人生におけるひとつ、二つの領域でなく、「ひとりの人間として全体をとらえる」必要があると考えている。
本書は、ソフトウェア開発者の生活の様々な側面に一つずつ注目していくために、全7部で構成されている。具体的には、以下である
- キャリア
- マーケティング
- 学習
- 生産性
- お金
- 健康
- 精神
最重要領域であるキャリアから始めるが、これは、たとえば人によりだが以下のような目標があると思う。
- 会社の出世街道を行く
- 独立してコンサルタントとして生計を立てる
- アントプレナー(起業家)になって自分の製品を作る
本書で、私の経験から、失敗談含め、貴方の求めているキャリアの違いによらない重要なスキルキャリアを積極的にマネジメントするにはどうすれば良いかについて知恵を伝授する。
マーケティングでは、以下のようなスキルについて実践的なアドバイスを送る
- パーソナルブランドを築く方法
- ブログを成功させる方法
- 講演・指導・執筆などを通じて名前を売る方法
- あなたがおそらく今まで考えたことないだろうと思われるその他の方法
キャリアの問題が片付いたら、次は知識の領域として、「学ぶことを学ぼう」へと進む。
ここでは、私が自分のキャリアを通じて開発した「10ステップの独学プロセス」を紹介する。また、
- メンターの見つけ方
- メンターになること
- 成功するために伝統的な教育や学位が必要か
といったテーマにも触れる。
次に「生産性を高めよう」では、編み出した「トップスピードでハイウェイに突っ込んでいけるシステム」や、また、
- 燃え尽き症候群
- テレビの見過ぎ
- モチベーションの見つけ方
- 昔ながらのハードワークのやり方
といった難しいテーマにも取り組む
次に「お金に強くなろう」では、将来のための資産運用を立案するために知っておかなければならない基礎を身につけてもらおう。具体的には以下のようなことである
- 収入を管理する方法の基礎
- 株式市場の本当の仕組み
- 不動産投資のやり方
- 借金の防ぎ方
続いて、第6部では、「やっぱり、体が大事」という、脂肪を落として筋肉をつけ、丈夫になるために必要な事柄をすべて取り上げる。具体的には以下である。
- 食事と栄養の基礎
- 食事が身体に及ぼす影響
- 体重を落とし、筋肉をつけ、あるいはその両方をてにいれるためのフィットネスプラン
最後に「負けない心を鍛えよう」では、精神状態や態度に影響を与えるテーマについて触れる。また、以下のような内容にも触れる
- 技術者が苦手とする愛や人間関係
- 成功をつかむためのブックリスト