NGINXが異常終了した場合、多くの場合その情報はログに記録されます。NGINXは以下の2種類のログを使用して動作に関する情報を記録します。
はい、NGINXが異常終了した場合、多くの場合その情報はログに記録されます。NGINXは以下の2種類のログを使用して動作に関する情報を記録します。
1. エラーログ (error log)
- 異常終了やエラーの詳細情報が記録される主要なログです。
- デフォルトでは、
/var/log/nginx/error.log
に記録されます。 - ログの場所や詳細な設定は、NGINXの設定ファイル (
nginx.conf
) のerror_log
ディレクティブで指定されています。
例:
error_log /var/log/nginx/error.log warn;
ログ例:
2024/11/16 14:32:10 [alert] 12345#0: worker process 12346 exited on signal 11 (core dumped)
2. アクセスログ (access log)
- アクセスに関する記録が主で、通常、異常終了はここには記録されません。
- デフォルトのログファイルは
/var/log/nginx/access.log
ですが、異常終了の詳細には役立たないことがほとんどです。
はい、NGINXが異常終了した場合、多くの場合その情報はログに記録されます。NGINXは以下の2種類のログを使用して動作に関する情報を記録します。
異常終了時のチェックポイント
-
エラーログを確認:
- コマンド例:
tail -f /var/log/nginx/error.log
- コマンド例:
-
NGINX設定ファイルを確認:
- 設定ファイル (
/etc/nginx/nginx.conf
など) で、error_log
のパスがカスタマイズされている可能性があります。
- 設定ファイル (
-
システムログの確認:
- システムレベルのエラー(OOMなど)はNGINXエラーログに記録されない場合があるため、
journalctl
や/var/log/syslog
を確認してください。 - コマンド例:
journalctl -u nginx
- システムレベルのエラー(OOMなど)はNGINXエラーログに記録されない場合があるため、
-
コアダンプの確認:
- エラーログに
core dumped
と記載されている場合、コアダンプファイルを生成している可能性があります。ulimit
設定やシステム設定によって保存場所が異なります。 - コアダンプを調査するには
gdb
などを使用します。
- エラーログに
ログの詳細度を調整:
- デフォルトでは「
error
」レベルのログが記録されますが、必要に応じてログレベルを変更することができます。 例:error_log /var/log/nginx/error.log debug;
ログレベルには以下があります(低→高):
debug
info
notice
warn
error
crit
alert
emerg
まとめ
異常終了が発生した場合は、エラーログ (/var/log/nginx/error.log
) を最優先で確認してください。また、問題の詳細に応じて、システムログやコアダンプの情報も併用して原因を特定してください。