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Sentryの「Profiling」機能の特徴5選

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Sentryの「Profiling」機能は、コードのパフォーマンスを詳細に追跡し、パフォーマンスのボトルネックや改善点を特定するための機能です。以下が主な特徴です。

1. 関数単位のパフォーマンス測定

Profiling機能では、アプリケーション内でどの関数がどれだけのリソース(CPUやメモリなど)を使用しているかを測定し、リクエスト処理中のボトルネックを可視化します。特定の関数やコードのブロックがどれほど時間を消費しているかがわかり、最適化の対象を明確にできます。

2. 自動的なデータ収集

Profiling機能はアプリケーションの動作中にバックグラウンドで自動的にデータを収集するため、開発者がパフォーマンスの情報を手動で追加する必要がありません。データは特定のリクエストやトランザクションと結びつけられて保存されるため、個別のプロファイリングデータがわかりやすく関連付けられます。

3. パフォーマンスボトルネックの特定

収集されたプロファイリングデータはSentryのUIで可視化され、遅延が発生している箇所や高リソースを消費している箇所を一目で確認できます。たとえば、フレームグラフやツリービューで処理の詳細を追跡できるため、パフォーマンス改善の優先度を決めやすくなります。

4. 統合されたエラーとパフォーマンスデータ

Profilingは、他のエラー情報やトランザクションのパフォーマンスデータと統合されています。これにより、エラーや遅延が発生したコンテキストの詳細がわかり、パフォーマンス問題の根本原因を突き止めるのに役立ちます。

5. サンプリング設定による柔軟なプロファイリング

Profiling機能はサンプリング設定をサポートしており、すべてのトランザクションをプロファイルせず、特定のトランザクションのみを対象にプロファイリングすることでリソースの節約が可能です。これにより、運用環境でのパフォーマンス負荷を最小限に抑えつつ重要なデータを収集できます。

6. サポートする言語や環境

SentryのProfiling機能は、Node.js、Python、Ruby、JavaScriptなど、幅広いプログラミング言語とフレームワークでサポートされています。これにより、様々なアプリケーション環境におけるパフォーマンスの一貫したモニタリングが可能です。

Profiling機能を活用することで、Sentryはアプリケーション全体のパフォーマンス問題の根本原因を発見し、パフォーマンスの最適化に必要な洞察を提供します。

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