はじめに
AnacondaでPythonの仮想環境を構築したときに,Kivyのインストールが成功しませんでした.なぜか調べたらKivyを提供しているプラットフォームが複数存在しているのと,Kivy 1.10からPython3.5,3.6のサポートを始めたということで,Python3.7で環境構築しようとすると失敗するらしいです.
そこで備忘録がてらなるべく最新のPython3.6でKivyの環境を構築します.
環境構築
仮想環境の作成
AnacondaでまずはKivy用の仮想環境を作ります.環境名はkivyにします.
conda create -n kivy python=3.6
conda activate kivy
Kivyのインストール
kivy環境でKivyをインストールします.
conda install -c conda-forge kivy
conda install -c
オプションは,パッケージをダウンロードするためのチャンネル名を指定しています.チャンネルというのはパッケージの提供者のことです.
Kivyを提供している人は複数人いますが,3.x系をサポートしている人はconda-forgeだけみたいです.krisvannesteさんも提供していますが2.7までしか提供していません.
おわりに
今回はPython 3.6でKivyをインストールしました.特定の数学ライブラリをインストールしたらKivyがConflict起こしたという報告があるので,環境構築が成功してから開発を始めましょう.Anacondaはその辺りが割と良い作りになっているので,インストール段階でヤバいパッケージがあったらエラーを吐いてくれます.
ちなみに,Anacondaでパッケージを提供しているチャンネルやサポートしているPythonバージョンなどを調べる方法などもあります
例えば,調べ方としてはAnaconda Cloudでパッケージ名で検索するとチャンネルが複数出てきます.検索先でフィルターもかけることができて,仮想環境の種類やプラットフォームなどもフィルターできます.ただし,Pythonのバージョンは個別のチャンネルで提供しているかどうか自分で調べないといけないのが面倒です.
今回は以上になります.お疲れ様でした.