2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Failed to load window layoutが出てUnityが起動しない現象の解決

Last updated at Posted at 2020-10-15

初歩的に見える根深いトラブル

プロジェクトを作成してUnityを開くと,突然このダイアログが出てくるようになりました.

image.png

グレゴール・ザムザも早起きするレベルの頻度で発生していて,立ち上がるUnityの数が多いほどこのトラブルと向き合うのだなと残念な思いをしています.

課題の解決方法

Unityのプロジェクトを新規作成した,ロードした,というタイミングでこのダイアログが出てきたら以下の方法で救出を試みてください.

落ち着く,焦らない

「設定を戻そう」「デフォルトのレイアウトにしよう」と焦るとかえってどこまで操作したのかわからなくなります.冷静になりましょう

プロジェクトを保存したフォルダを開く

まずは,当該エラーの出てしまったプロジェクトを保存したフォルダを開いてください.プロジェクトの中にLibraryフォルダがあります.

image.png

Libraryフォルダの中に実は件のダイアログが表示される原因が存在しています.Libraryフォルダから,CurrentLayout-default.dwltを探してください.

image.png

本当にぶっ壊れているかどうかに興味ある人は,ファイルサイズを憶えておきましょう.

Load Default Layoutをクリックする

例のダイアログに戻って,Load Default Layoutをクリックしてください.

image.png

1回だけクリックするだけでいいです.何度もこのダイアログは表示されます.だからと言って何度もクリックして良い方向になるとは限りません.

このボタンをクリックすると,CurrentLayout-default.dwltが一時的に修復されます.

CurrentLayout-default.dwltをバックアップする

ここで必要な操作はCurrentLayout-default.dwltのバックアップです.バックアップする方法はいろいろありますが,一番簡単な方法はデスクトップにコピーすることです.ドラッグ&ドロップでデスクトップに放り込みましょう.

Unityをダイアログから終了させる

またダイアログに戻ってQuitボタンをクリックしてください.

image.png

するとUnityは正常に終了します.もう一度,Layoutフォルダを見てみましょう.

image.png

釈然としませんね.CurrentLayout-default.dwltのファイルサイズが1KBに減っています.正常終了した結果,たったの1KBになるわけで釈然としませんが.

バックアップファイルを壊れたファイルへ上書きする

先ほどバックアップしたCurrentLayout-default.dwltを,LibraryフォルダのCurrentLayout-default.dwltに上書きしてください.

上書きの許可についてダイアログが出てきます.

image.png

上書き対象を間違えていないかチェックしてください.上部赤枠の部分でデスクトップからLibraryになっているかチェックしてください.古今東西ありがちなのですが,本番をバックアップで上書きするなんてよくあることです.逆になってないか確認しましょう.

Unityを起動する

これでUnity Hub等々でプロジェクトを再度開くと,Unityがちゃんと起動します.

image.png

なんでCurrentLayoutが壊れるのか?

理由はわかりません.CurrentLayout-default.dwltを開くと,ただのYAMLファイルであることがわかります.差分を取っていないし,様々なところで同様の現象が発生しているそうなので,きっと次のバージョンで直るんだと期待しています.

参考文献

UnityのIssueを見ると,結構いろいろなバージョンで発生していることがわかります.根深い…….

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?