この記事は「RICOH THETA Advent Calendar 2015」の12月25日。アドベントカレンダー最後の記事です。
はじめに
大トリを飾るテーマは **「THETAの未来に期待すること」**です。THETAのスゴイ点は、大手メーカー製にも関わらず要望したことがかなりの頻度で実装・実現されていった点です。ここではまずは自分のtweetと共に過去の歴史を振り返り、実際に期待に答えていただいた数々の事例をご紹介します。そして、最後にこんな未来があるといいな!とさらに無謀ながら勝手に要望してみたいと思います。
過去を遡る
初代THETA 買いました
2013年10月末。Twitterのタイムラインを賑わせていたTHETA。自分も初代THETAを買っていきなりエアリプを飛ばします。
使ってすぐの要望でしたが、まず動画を付けて欲しいと要望しました。これを読んでもらったのかどうかは定かではありませんが、動画機能の要望は多かったのでしょう。のちのTHETA m15では付きました。HDRIはちょっと欲しかった機能と違いますが最近のファームウェアで搭載されました。
色
白は白で良かったのですが、手垢がすぐついて汚れました。THETA Sで色は黒になりましたね。黒と言えば勝手に分解して塗りましたが・・・(2014年に)
給電したい!
THETA Sからは給電しながら、撮影可能になりましたね。発火・発熱など様々のリスクや障害がある中、よく採用していただけたと思います。おかげで長時間のタイムラプス撮影やライブ放送が出来るようになりました。
ライブビュー欲しい!
ライブ機能は THETA S でWifiプレビュー、USB WebCam、HDMIとかなり充実しました。Z注目も夢じゃないですね。USB及びHDMIはDual Fisheyeのままなのでクセはありますが、この状態でも出してくれた事は評価できます(普通は出さないと思う)
API ほしい・・・
この頃は、SDKもAPIもありませんでした。なんと!マニュアル撮影すら公式アプリでもできなかったのです・・・。が、開発者サイトがオープンしました!
その前は勝手に MIROさんらとパケット解析してました・・・。すんません。
PCからTHETAのシャッターを切る最小限のサンプルプログラム
https://gist.github.com/GOROman/7596186
すぐ見るアプリ ほしい
これは手前味噌ですが、Gear VR x THETA S用を自分でつくりました。Oculus Storeにてダウンロード可能です⇒THETA S VR
未来へ期待すること
CG業界向けモデル
Image Based Lightingがお手軽に出来るモデルは需要があると思います。
次期モデルの機能
THETA Sを使って欲しくなった機能はこんな感じでした。ジャイロとは?
ジャイロ補正モデル
手ブレを補正する機能があるとよりいいですね。1000Hzくらいでサンプリングしてセンサーフュージョンして手ブレ除去的な。
クラウド版
全天周配信
これは @ubu369 さんの魔改造で実現しつつありますね。
いっそのこと
さらにその未来へ
2020年のオリンピックの頃には選手の体に豆粒みたいについて、任意の視点で360度ステレオ放送が見れるようになるかもしれませんし、来月のCESのような海外イベントも自宅でまるで行った気になれるようになるかもしれません。CESなんかはラスベガスなのでおいそれと行くわけにはいけませんが、代理の人が体中にTHETA turbo SIII(シータ ターボ エススリー)を装着し、クラウドでステッチングされVRなHMDでまるでいったかのように見れるかもしれません。その頃にはそもそも満員電車で通勤する人とかレアポケモン並みに少なくなってるかもしれませんね。
最後に
歴史を振り返るとRICOHさんは私 GOROman が適当に呟いた要望を数多く実現してくれていました。これからも未来に期待することで実現してくれるでしょう。
THETAで撮ったドラゴンボールを置いて願いが叶うようサンタさんに祈りながら筆を置かせていただきます。ご精読ありがとうございました。それでは良いクリスマスを!
2015/12/25 14:20 追記.
RICOH THETA Advent Calendar 2015 LT大会! が開催されることになりました!
https://atnd.org/events/73476