はじめに
@GORO_Nekoです。ご存知の方ご無沙汰してます。初めての方お初にお目にかかります。
えーっと、先にお断りをば一言。
この記事は、自宅の自分のマシンの OS を入れ替えた際「何やったんだっけ?」を覚えておくために書いた単なる備忘録です。
以下は、自分が所属する会社の意向を反映したものでもスタンスを示すものでもなく、単なる一個人の趣味の活動から産まれた記述です。
年が変わったので、ノート PC の OS を入れ替えてみる
と言っても、最新の「○○ OS 」と行ったものではなく、公開からいい加減時間が立っている Ubuntu 18.04 LTS にですが( … 新鮮味 … ゼロ?)。
OS を入れ替えるに当たっての大方針は以下の通り。
- 利用用途は「デスクトップマシン」 & 「開発補助機」
- 「デスクトップマシン」としての想定主用途は以下の通り
- インターネットアクセス( Web、メール、SNS )
- 文書作成(主にテキスト)
- 画像データの編集
- CD リッピング
- 「開発補助機」として言語環境等を導入する場合できる限りコンテナに導入する
- Docker 必須
- コンテナには可能な限り GUI 環境を導入しない
- ディレクトリ名は可能な限り 1 バイトコードで記述(日本語名フォルダは基本排除)
やったこと
を列記してみます。
「お気に入り」からいらないアイコンを消す
ただでさえ狭い「お気に入り」表示部です。使うあてのないアイコンを消して他のアイコンを突っ込むためのスペースを確保します。
とりあえず、「アマゾン」「ヘルプ」「 LiberOffice 」のアイコンは削除。
やり方は、削除するアイコンを右クリックして「お気に入りから削除」をクリックすれば OK 。
「お気に入り」のアイコンサイズを縮小
「お気に入り」に並べられるアイコンの数を増やすため、アイコンサイズを縮小します。
「 Ubuntu Dock 」を起動し、アイコンサイズを "24" に変更します。
「 GNOME 端末」のアイコンを表示
「お気に入り」表示部に「 GNOME 端末」(以後「端末」と略称)のアイコンを表示させ、「端末」を呼び出しやすくします。
やり方は以下の通り
- 「お気に入り」最下部の 3x3 状の点で構成されたアイコンをクリック
- 表示されたダイアログ内から「端末」アイコンを探す
- 「端末」アイコンを右クリック
- 「お気に入りに追加」をクリック
OS の最新化
「端末」を立ち上げて、OS の最新化を行います。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
ディレクトリ名の英語化
OS 導入時、日本語メインに使う旨を指示する等するといくつかのディレクトリが日本語名で作られます。
これ、プログラムから参照させる等した場合、文字化けを起こした形で認識されたり、いらない苦労のもとになります。
コマンドを使って、英語名の名前に一括置換します。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
vim の導入
Ubuntu 18.04 LTS には、GUI エディタの GEDIT が導入済みです。
GEDIT ですが、文章を書く分には(自分としては)あまり機能不足等感じていません。
ただ、プログラム用途で使おうとすると … あの、その、まぁ色々モニョってしまうわけです。
という訳でまずは CUI 環境におけるプログラミング用に vim を導入します。
$ sudo apt-get install vim
Visual Studio Code の導入
だいたいのプログラミングは vim があれば事足りるのですが、たまぁに GUI エディタが欲しくなることがあります( momo-mruby 使うときとか)。
その時用に Visual Studio Code を導入します。
まず、インストール媒体ダウンロードサイトにアクセスして、インストール媒体(今回取得したファイル名は「code_1.30.1-1545156774_amd64.deb」でした)を取得します。
取得したインストール媒体をダブルクリックすると、「 Ubuntu ソフトウェア」が起動するので、画面上の「インストール」をクリックします。
インストール終了後、先に書いた"「 GNOME 端末」のアイコンを表示"と同様の方法で Visual Studio Code の呼び出しアイコンを「お気に入り」に表示します。
Arduino IDE の導入
マイコンボード用アプリケーションの開発環境として、Arduino IDE を導入します。
インストール媒体ダウンロードサイトにアクセスし、表示された画面上の「 ARDUINO 1.8.8 」の表示の右横にある「 Linux 64 bit 」と書かれたリンクをクリックしインストール媒体(今回取得したファイル名は「 arduino-1.8.8-linux64.tar.xz 」でした)を取得します。
以下の手順を踏むことで、Arduino IDE をインストールします。
- インストール媒体をホームディレクトリにコピー
- インストール媒体を解凍
- 解凍結果出来上がったディレクトリ内に移動
- インストールシェルを実行
実際のコマンド例を以下に書きます
$ cd
$ cp Downloads/arduino-1.8.8-linux64.tar.xz .
$ tar Jxfv arduino-1.8.8-linux64.tar.xz
$ cd arduino-1.8.8
$ ./install.sh
Cute term の導入
マイコンボードとシリアル通信する際必要となる、シリアルコンソールとして Cute term を導入します。
$ sudo apt-get install cutecom
シリアルコンソールを導入しても、素の Ubuntu では root ユーザ以外、デフォルトではシリアルポートにアクセス出来ません。
USBシリアル変換を root 以外でも利用できるようにするため、以下を実行し、OS を再起動します。
$ sudo addgroup [ユーザ] dialout
Gimp の導入
細かな作画等を行うためにペインティングツールの Ginp を導入します。
$ sudo apt-get install gimp
Pinta の導入
Ginp 程高機能なペインティングツールは要らないんだけれど、Windows の Paint 程度の軽く使えるペインティングツールが欲しい時のために、Pinta を導入します。
sudo apt-get install pinta
Mirage の導入
画像データの任意の部分を任意のサイズで切り抜けるように、トリミングツールの Mirage を導入します。
$ sudo apt-get install mirage
clementine の導入
ミュージックプレーヤ兼 CD リッパとして clementine を導入します。
sudo apt-get install clementine
easytag の導入
MP3 ファイルのタグ編集用に easytag を導入します。
sudo apt-get install easytag
soundconverter の導入
サウンドファイルの形式変換用に soundconverter を導入します。
sudo apt-get install soundconverter
Docker の導入
開発環境を突っ込むためのコンテナの制御用に Docker を導入します。
インストールすべきものが docker だったり docker-ce だったり、入れるたびに悩まされていましたが、いまは以下の手順で大丈夫( … だよね? よね??)。
$ sudo apt-get install docker.io
現時点( 2019/01/01 )では、バージョン "18.06.1-ce" がインストール出来ました。
sudo しなくとも、docker コマンドが実行できるように、docker グループにユーザを登録します。
$ sudo gpasswd -a [ユーザ] docker
さて、明日からは開発に必要なコンテナ作るための Dockefile 書きに精を出しますか。
[2019/01/31 追記]
Oracle VertualBox の導入
仮想マシンが欲しくなった時用に Oracle VertualBox をインストールします。
$ sudo add-apt-repository "deb [arch=amd64] https://download.virtualbox.org/virtualbox/debian bionic contrib"
wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox_2016.asc -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox.asc -O- | sudo apt-key add -
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get install virtualbox-5.2 dkms
では、また。