この記事は、特に以下のような方におすすめです。
- チーム開発に悩みを感じている方
- プロダクトづくりに関心のある方
- 新規事業やサービス立ち上げを担当しているプロダクトマネージャー・エンジニア・デザイナー
- 新卒や若手エンジニアの研修・育成に関わっている方
- チームビルディングや職種横断の連携に課題を感じている方
生成AIハッカソンの運営を通して見えた、現場で起きた「リアルな悩み」と、それに対する「具体的な打ち手」。
そして、そこから得られた“学び”を、実際の事例とともにご紹介します。
はじめに
新卒4年目になりました、GIFTechエンジニアの佐藤です。
先日終了したばかりの次世代型ハッカソン『GIFTech2025春』(主催:株式会社レアゾン・ホールディングス)の運営・サポーターをつとめました。
参加者側の学びがあるハッカソンですが、サポーター側で学びが多すぎたのでこれは発信せねばもったいない!と思い、書くに至りました。
プロダクト開発における悩みポイントとその解決策をまとめました。あまり知ることがない(?)裏側や内情も含めつつまとめたので、仲間になった気分で読んでいただけたらと思います...!
ハッカソンはまだ終わっていなかった...!?
2025年の3/15~4/27にかけて開催された『GIFTech2025春』。
最終日に行われた成果発表(ユーザー体験会)『生成AI演芸会 by GIFTech』をもって幕を閉じました。
(以下をインプットしておくと本記事が読みやすくなります!)
——— と思っていたのですが
ハッカソンで使用しているDiscordコミュニティで、終了した次の日に一通の連絡が。
有志にお互いの「プロダクトを褒め合う会」が開催されることに!!
今回は全部で4チームあり、ハッカソン中はできなかったチーム間の情報共有がしたいという意図がありました。
4/27の打ち上げでも、その後の2次会でも振り返りやチームの反省などしていたみんな。アツすぎます。
先日、久々にメンバー再会✨
仕事終わりの夜、「プロダクトを褒め合う会」というハッカソン開発の振り返り会が始まりました。
1チームだけ、チーム+エンターテイナーとの打ち上げと日程が被ってしまって来られなかったのですが、場所は違えど、みんな同じ日にGIFTech2025春のメンバーが集まっていたようです🥹
各チームのデザイナー・エンジニアも集まり、各々のゼロイチ開発の経緯やユーザーインサイトの分解方法、UI/UXについての理由、チーム開発の進め方や、デザイナーとのコミュニケーションでの悩みなど・・・
プロダクトの技術だけではなく、チーム開発という面で幅広く学んだことを共有し合っていました。


悩みポイント
開発全般の悩みもあれば、本ハッカソンならではの悩みも感じ取れました。
特に、ハッカソン期間中もサポーターとしてチームをみていて悩まれている様子が多かったのは、チーム開発でした。
GIFTech2025春のざっくりポイント
- 人間とAIが共創するHumanity1.5を実現するプロダクト開発(生成AIを使用したプロダクト開発)
- 全4チーム、初対面同士で組まれた6人チーム(デザイナー1名、エンジニア5名)構成
- 全4組のエンターテイナーが各チームにランダム割り振り
- エンターテイナー(クリエイター)の創作支援をするAIプロダクトを開発する
- 3/15,16に対面でキックオフ・講義・ヒアリング1回目が行われる
- エンターテイナーが実際にアプリを実用し、創作活動を行う(1週間程の運用期間)
- 4/27の成果発表(ユーザー体験会)で、一般ユーザーへのプロダクト体験
お悩み①チームビルディングがうまくいかない
チームもメンバーも十人十色。正解があるわけではないですが、その中でも結果、誰1人として離脱もなく全員がオーナーシップをもって動けていたチームがいました。
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┃ 💡 解決事例 ┃
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お悩み②デザイナーとエンジニアの共創
異なる職種同士で一緒に開発していく上で重要な連携。お互いを尊重しあうことが大切です。
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┃ 💡 解決事例 ┃
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事前の認識共有
ユーザー体験が肝である本ハッカソンでも、UI/UXは重要です。
しかし、MVP開発からどうしても優先度が後回しになってしまうのがデザイン反映。
どのような開発スケジュールで進めるのか、各自の判断ではなくチームとしてコミュニケーションしておくことが大切です。
- UI kitを使うなど実装面で影響が出るところは事前に決めて共有し、システムデザインのルールを最初に固める
- Figmaのデザインの優先度を確認して、いつまでにどこまで反映させるのか認識を合わせる
- 「技術的にできない」、「無言」で反映しないままにするのではなく、理由を共有する(開発に夢中になり忘れがちかな...)
- デザイナー側の優先度も共有、反映漏れをリスト化して渡す、など連携が取れるとスムーズ
参考
お悩み③UXを追求した生成AIの精度上げの限界
AI Agentを作る上で、生成AIの出力精度の調整がかなり大変だったと思います。
エンターテイナーにプロトタイプをチェックしてもらう時、出力精度の部分で突っ込まれることが多々ありました。
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┃ 💡 解決事例 ┃
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仕事に置き換えて見ても、当てはまることが多いのではないでしょうか。
ハッカソンでものづくりをする体験から得られることはたくさんあります。私もこれらのポイントを意識して今後も動いていこうと改めて思いました。
メンバーのリアルな声
詳細は、チームを牽引していたメンバーのテックブログをご覧ください!
しっかりと分析してチームを引っ張るPdM担当ひととりさん
昨年に続き今年もチームのムードメーカー!?まさぴょんさん
おまけ
ハッカソンで知り合ったメンバー同士で新規プロジェクトが動き出しそうだったり、今年も新しい仲間ができました!
私も、素晴らしいメンバーに出会えて最高ですっっ!
チームメンバーのようにいつも色々お邪魔させてもらってありがとうございます🙇♀️
私自身もみんなのように、GIFTechなエンジニアを目指して成長し続けていきますゾ💪

