rcloneを使用して、Cloudflare R2にバックアップを作成する方法を説明します。
Cloudflare R2の概要
エグレス料金ゼロのオブジェクトストレージと言われており通信量によらず利用できます。
またS3互換のAPIを提供しているためaws cliを使って直接通信することもできます。
ref: https://www.cloudflare.com/ja-jp/products/r2/
rcloneとは何ですか?
クラウドストレージサービスに汎用的にアクセス可能なコマンドラインツールです。
例えばS3やGoogle Drive、OneDrive、Dropboxなどにアップロードするのを同じIFでコミュニケーションすることができます。
ref: https://rclone.org/
Cloudflare R2へのバックアップを作成する前に必要なもの
- Cloudflare アカウント
- rcloneのインストール
- APIキーの取得
- 設定ファイルの作成
rcloneのインストール
brew install rclone
ref: https://rclone.org/install/
Cloudflare R2にバックアップを作成する方法
- バケットを作成するボタンからバケット名を決めて作成する(ここではbucketnameという名前で進めます)
- https://testid.r2.cloudflarestorage.com/bucketname の形式でエンドポイントが発行されるのでメモしておく
- R2 API トークンの管理のページを開き、API トークンを作成する
- トークンとシークレットをメモする
rcloneの設定ファイルを作成する
# ~/.config/rclone/rclone.conf にテキストファイルを作成する
[test_bucket]
type = s3
provider = Cloudflare
access_key_id = # 4.トークン
secret_access_key = # 4.シークレット
endpoint = # 2.エンドポイント
acl = private
Cloudflare R2にバックアップを作成する方法
# DCIMのフォルダをtest_bucketの設定に従ってsyncする
rclone sync ./DCIM test_bucket:
バックアップの復元方法
rclone sync test_bucket: ./DCIM