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CentOSにHubotを導入してSlackと連携させる

Last updated at Posted at 2015-08-06

部活でslackを導入して作業の効率化を図ろうとHubotを導入した
Herokuでの導入記事はたくさんあったがVPS(CentOS)で全部説明してるところは無かったので備忘録として残しておく

自分の環境はCentOS 7.0.1406
nodejsとredisとnpmはインストールされている前提で話します。
redisの自動起動設定もする必要があるのかもしれない

Hubotを作成する

image

Hubotのインストール

Hubotのインストール方法は以下

$ npm install -g hubot coffee-script

coffeescriptも入れておく

botの作成

検索するとよく目にするhubot作成方法の

hubot --create

は現在非推奨なので、ジェネレータを使用してbotを作成する。

$ npm install -g generator-hubot

generator-hubotは、botを自動生成するのに使用する。
次にbot用の作業ディレクトリを作成し、作業ディレクトリに移動する。

$ mkdir hogebot
$ cd hogebot

[yo hubot]でhubotのジェネレータを起動して

  • オーナーの名前
  • botの名前
  • botの説明
  • アダプターの設定

を入力する。

$yo hubot
                     _____________________________  
                    /                             \ 
   //\              |      Extracting input for    |
  ////\    _____    |   self-replication process   |
 //////\  /_____\   \                             / 
 ======= |[^_/\_]|   /----------------------------  
  |   | _|___@@__|__                                
  +===+/  ///     \_\                               
   | |_\ /// HUBOT/\\                             
   |___/\//      /  \\                            
         \      /   +---+                            
          \____/    |   |                            
           | //|    +===+                            
            \//      |xx|                            
? Owner: GENM
? Bot name: hogebot
? Description: test bot
? Bot adapter: slack
   create bin/hubot
   create bin/hubot.cmd
   create Procfile
   create README.md
   create external-scripts.json
   create hubot-scripts.json
   create .gitignore
   create package.json
   create scripts/example.coffee
   create .editorconfig
                     _____________________________  
 _____              /                             \ 
 \    \             |   Self-replication process   |
 |    |    _____    |          complete...         |
 |__\\|   /_____\   \     Good luck with that.    / 
   |//+  |[^_/\_]|   /----------------------------  
  |   | _|___@@__|__                                
  +===+/  ///     \_\                               
   | |_\ /// HUBOT/\\                             
   |___/\//      /  \\                            
         \      /   +---+                            
          \____/    |   |                            
           | //|    +===+                            
            \//      |xx|                            

今回はslackを使用するので
Bot adapter:slackになっている。
いろいろインストールされるので、作業ディレクトリでhubotを実行。

$bin/hubot

エラーとか吐くけど動いてるしまぁ大丈夫だろう。
次にbotがちゃんと動いているか確認

hogebot>hogebot ping

で「PONG」と返ってくれば正常に動いている。

これでVPSにHubotをインストールすることができた。

Slackと連携する

HubotをSlackと連携する

Slackの[Integrations]からHubotを選択し、Usernameにbotの名前(英数字のみ)を入力
[Add Hubot Integration]でbotのIntegrationが作成される。

ちなみにチャンネルやユーザーに同じ名前があると作成できない。

image

次の画面では、botの名前やアイコン画像などが設定できる。

ここでSlackのトークン、HUBOT_SLACK_TOKEN=xxxxxxxxxxxxxxxxxをメモしておく。

Slack連携のシェルスクリプトを作成する。

起動時に毎回トークンを設定する手間を省くためにサーバー側でシェルスクリプトを作成する。

$ emacs hoge.sh

スクリプトの中身はこんなかんじ。

hoge.sh
#!/bin/sh

export HUBOT_SLACK_TOKEN=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

./bin/hubot --adapter slack

このままだと実行権限が無いのでchmodコマンドで権限を追加しておく

$ chmod u+x hoge.sh

作成したスクリプトを実行してみる。

$ ./hoge.sh 

正常に起動すると、botがアクティブになるので、Slackで

@hogebot ping

とメンションを送ってPONGが返ってくればSlack連携成功

image

Hubotを永続化(デーモン化)させる

foreverのインストール

Hubotを永続化させるためにnpmで作業ディレクトリにforeverをローカルインストールする。

$ sudo npm install --save forever

これでpackage.jsonのdependenciesに勝手に追加される

-gのオプションをつけるなら勝手にPATHが通るので下の手順はいらない。
自分の場合はPATHが通らなかった

npmでローカルインストールされたforeverは

hoge/node_modules/forever/bin

にあるので、作業ディレクトリからnpmモジュールを実行したときカレントディレクトリからの相対パスでbinにPATHが通るように設定する。

export PATH=$PATH:./node_modules/.bin

foreverがちゃんとインストールされてるかforever listで確認

$ forever list
info:    No forever processes running

こんなふうに反応が返ってくればOK

ただ、exportだとログインするたびにPATHを通さないと行けないので/etc/profileを開き

sudo emacs /etc/profile

以下の文を追記する。

PATH=$PATH:./node_modules/.bin

これで全ユーザのログイン時にPATHが通るようになる。

すぐにprofileの変更を反映させたいときは

$ source /etc/profile

で反映される。

シェルスクリプトを編集する

先ほど作成したシェルスクリプトを編集し

さっきのスクリプトと違うのは
npm install

forever --spinSleepTime 1000 start -c coffee node_modules/.bin/hubot --adapter \slack
の部分だろう。
これは、./bin/hubotで起動させていたhubot実行ファイルがforeverを介すとうまくいかないからで、hubot実行ファイルの中を覗いてみると

hoge.sh
#!/bin/sh

set -e

npm install

PATH="node_modules/.bin:node_modules/hubot/node_modules/.bin:$PATH"

exec node_modules/.bin/hubot --name "hogebot" "$@"

npm install でpackage.jsonに記述されているモジュールを揃え、execでnode_modules/.bin/hubotを実行している。

これを自前のシェルスクリプトで書き直すと

hoge.sh
#!/bin/sh                                                                       
export HUBOT_SLACK_TOKEN=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

npm install

forever start -c coffee node_modules/.bin/hubot --adapter \slack

のようになる。スクリプトを実行すればforever startでプロセスの永続化が開始される。

$ ./hoge.sh
info:    Forever processing file: node_modules/.bin/hubot

永続化を解除するときは、

$ forever list

で永続化しているプロセスを確認して

$ forever stop プロセス名

で停止させる。

botの調子がおかしいときはforever listコマンドで/home/ユーザ/.forever/にあるセッションログを見ると原因がわかるかもしれない

最後に

割りと制限の多いHerokuより安心感のあるVPSでHubotが動かせる様になったので、自由にbotが作れそう。

この場合もHerokuで実行した時と同じように、プログラムはscriptディレクトリ配下に.jsか.coffee形式のファイルを置けばHubot起動時に勝手に読み込んで実行してくれる。

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