今回は、エンジニア採用時の面接官の着眼点について書いていこうと思います。
今回のテーマ
・過去を活かしきれていない
・人柄
・経験不足
1. 過去を活かしきれていない
スキルシートに纏められている内容について、エンジニアの方に説明してもらうのですが、、
・過去の内容説明が薄い・曖昧
・全体を把握出来ていない
って方が結構います。
過去の現場で苦労した事を忘れてしまうのが、私としては不思議に感じます。
足し算、引き算、漢字を忘れない事と同様に、現場で苦労した事や作業内容は覚えているのがベターなのかと思います。
辛い思い出だけ覚えていても、スキルアップはあまり望めないかなと。
個人的には、現場が変わる度、スキルアップする度に過去の現場や経験を振り返り、スキルシートのアップデートを繰り返す事で、過去の経験が今の自分をアップデート出来ると思います。
例えば昔は出来なかった技術提案も、今だったらこういう提案出来たなぁとか、こういうロジックの方がパフォーマンス出せたのかもとか。
過去には自分で経験した色々なパーツが転がっています。
なぜあの現場ではこういう環境構成だったのだろう・・・自分ならこういう構成の方が負荷分散や性能・コスト面の観点から自分の考えた構成の方が良いとか。
最悪だったと思えた現場でも、なぜ最悪だったのか、改善点はどこだったのか自分がマネジャー・リーダーだった場合は何が出来たのかシュミレーションすることで自分をアップデートすることが出来ます。
また、自分の作業範囲外の部分も知ることで、全体概要や環境構成を意識できるようになります。
あの現場では予算がなく本番環境のスペックも低かったからすぐサーバーダウンしてたとか、あの現場では予算も潤沢だから、専用のビルドサーバーがあったとか、バッチサーバーと相乗りしてたとか現場を去った後からでも環境を把握することは出来ると思います。
そんな最悪だった現場も自分の良い経験値としてスキルアップ出来ると思います。
2. 人柄
どこの現場でも人柄は重要視されていると思いますが、少数精鋭な現場ほど重要視されているんじゃないかと思います。
個性は大事なポイントですが、我が強すぎるのはチーム内のバランスを崩しかねない要素の一つです。
現場内に新しい風を入れたい場合は、我が強くても状況を考慮して採用される場合もあるかもしれません。
また面接される人が思っている以上に、面接官は観察しているので、面接時に曖昧な回答や誤魔化しはバレています。
自分の限界を超えて下手な事を言うのも、不確かな内容を面接時に伝えることで印象は悪くなります。
土壇場になったら、この人は不確かな報告するかも?と思われます。
面接官はたまに意表を突く質問をして、咄嗟の状況判断内容や反応速度なども見てますので、咄嗟に出る人柄は重要です。
3. 経験不足
いくら面接の準備していても、何を聞かれるかは分からないので、毎回ど緊張してました。
自分のアピールポイントを話すのも、面接官の質問に対する回答も場に慣れていないと慌てたり、反応速度が遅かったりして経験不足が露呈してしまいます。
かく言う私も、昔は田舎から出てきたばかり都内の面接では標準語が上手く話せないことで、面接時のレスポンスがめちゃめちゃ遅かったです。(脳内変換に時間がかかるため)
特に私の地方(青森の田舎)では別言語かというほど、標準語とはかけ離れていましたので標準語圏の人は理解出来ないかも。
私が克服した方法としては、捨て面接を何十回も受ける事です。
手間はかかりますが、圧倒的に効果は出ました。
捨て面接をすることで、受からなくても良いと言う心持ちからリラックス出来て、面接官へ攻めた質問や意表を突く事も可能です(笑)
知り合いや友達とガチで面接練習するのも効果的です。
笑ってしまっては話にならないので、ガチでやればやるほど本番での面接の緊張は緩和されました。
最後に
少しでも参考になれば幸いです。
何歳からでもスキルは伸ばせます。