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Tello-Console2 インストールガイド Mac 版

Last updated at Posted at 2024-03-05

Mac に Tello-Console2 をインストールする

 Tello-Console2 に関する情報や、その他OSに Tello-Console2 をインストールする場合は、以下の記事を参照してください。

 ここでは初めてターミナルや Python を触れる方にわかりやすく説明します。

  • Tello-Console2 に関する記事まとめ

  • 他のOS (Windows, Linux)に Tello-Console2 をインストールする方法

 ここでは、 macOS に Tello-Console2 をインストールする方法を紹介します。

0. Python のバージョンを確認する

 macOSはお使いの環境によって Python2 または Python3 のどちらかがあらかじめインストールされています。Tello-Console2 は Python3 のみサポートしているため、本セクションでお使いの環境の Python バージョンを確認しましょう。

0.0. ターミナルを開く

 Python のバージョンを確認したり、Tello-Console2 のインストール作業には ターミナル というアプリケーションを使用します。ターミナルを開くには⌘キーとSpaceキーを押して Spotlight検索 を開き、検索バーに ターミナル と入力してください。

 候補として出てきた ターミナル.app をクリックするとターミナルが起動します。

0.1. Python のバージョンを取得する

 以下のコマンドをターミナル内に入力してください。

python -V
  • この時の実行結果が python 2.x.xx の場合は、次の手順をお読みください。
  • この時の実行結果が python 3.x.xx の場合は、次のセクション 1. 必要なパッケージをインストールするをお読みください。

0.2. Python のバージョンをアップグレードする

 ここの手順はお使いのPCの Python のバージョンが 2.x.xx である方のみお読みください。

 以下のリンクをクリックして Python3 インストーラーをダウンロードしてください。

ダウンロードされたインストーラーを起動して、Python3 をインストールします。インストールが完了したら、一度PCを再起動してください。
 再起動が完了したら、ターミナルを起動して以下のコマンドを実行してください。

python3 -V

 この時実行結果に python 3.xx.xx.. と表示されたら成功です。

1. 必要なパッケージをインストールする

 Tello-Console2 を使用するにはいくつかパッケージをインストールする必要があります。ここでは Mac のターミナル環境を変えつつ必要なパッケージをインストールする方法を紹介します。

1.0. ターミナル環境を.zsh から .bash に変更する

 macOSはデフォルトでターミナル内で使用するシェルが zsh ですが、Tello-Console2 は .Bash を推奨しています。ターミナルを起動して以下のコマンドを実行するとターミナルの実行環境が .zsh から .Bash へ変わります。

chsh -s /bin/bash

 このコマンドを実行するとパスワードの入力が求められます。パスワードを入力したら完了です。一度ターミナルを再起動してください。

1.1. Homebrew をインストールする

 HomeBrewは macOS 内で使用するパッケージインストールツールです。macOS 内でプログラミング開発を行う場合このツールっを使う機会が増えるでしょう。

 以下のコマンドを実行して Homebrew をインストールします。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"

1.2. Python と pip の設定をする

 前回のセクションで Python2 から Python3 へアップグレードされた方は特にこの作業を行なってください。以下のコマンドを実行して python コマンドで python3 が実行されるように変更します。この時 1行づつ実行してください。

echo "alias python='python3'" >> ~/.bash_profile
echo "alias pip='pip3'" >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile

1.3. 必要なパッケージをインストールする

 Tello-Console2 は以下のパッケージを必要とします。

  • FFmpeg
  • OpenCV
  • Numpy

 以下のコマンドを実行して FFmpeg をインストールします。

brew install ffmpeg

 以下のコマンドを実行して OpenCV をインストールします。OpenCV がインストールされると Numpy も自動的にインストールされます。

pip install opencv-python

2. Tello-Console2 をインストールする

 ターミナルを開き、以下のコマンドを実行して Tello-Console2 をダウンロードします。

git clone https://github.com/GAI-313/Tello-Console2.git

 ダウンロードが完了したら以下のコマンドを実行してください。

echo 'export PYTHONPATH=$HOME/Tello-Console2/tello_console2:$PYTHONPATH' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile

4. 起動確認

 これで Tello-Console2 のインストールは完了です!確認として TELLO を接続してみましょう。作業を始める前に TELLO のバッテリーが十分充電されていることを確認してください。

4.0. ドローンを PC に接続する

 バッテリーが挿入された TELLO 機体側面の電源ボタンを押して機体の電源を入れます。

 機体前面の LED ライトが黄色の点滅に変わったらWi-Fi 設定で TELLO- から始まるSSIDに接続します。

 ターミナルをつかって Tello-Console2 のサンプルプログラムを実行します。⌘キーとSpaceキーを押して Spotlight検索 を開き、検索バーに ターミナル と入力してください。

 候補として出てきた ターミナル.app をクリックするとターミナルが起動します。
 起動すると以下のような黒い画面が表示されます。以下のコマンドを実行して Tello-Console2 の中にある samplesディレクトリに移動してください。

cd Tello-Console2/samples

 samples ディレクトリにはいくつかサンプルコードが用意されています。最も素早く動作を確認するには 0_sample_boot.py を実行します。以下のコマンドを実行してサンプルコードを実行してみましょう。

python 0_sample_boot.py

 以下のように実行結果に

INFO:TELLO_CONSOLE :TELLO CONSOLE スタート !

と表示されていたら Tello-Console2 は正常に動作しています。加えてドローンの LED ライトが紫色の点滅に変わっています。
 次にカメラのストリーミングができるかどうか確認しましょう。カメラ映像の取得はサンプルコード sample_flight_display.py を実行することで確認できます。このプログラムはドローンに搭載された前方カメラの映像をリアルタイムで取得します。以下のコマンドを実行してsample_flight_display.py を実行してみましょう。

python sample_flight_display.py

 実行してドローンのカメラビューが表示されたら成功です。

 これで Tello-Console2 の起動確認ができました!ドローンを使ったプログラミングを楽しんでください!

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