Mac はデフォルトで Emacs キーバインドが使用できます。
ターミナルだけでなく、Chrome やメモなど、ほぼ全てのアプリケーションでこのキーバインドが使用できます。
十字キーを使用せずにカーソル移動ができるだけでも圧倒的に作業効率が上がるので
ぜひ Mac 使いには Emacs キーバインドをマスタしてほしい!
このキーバインドを使いこなすことで以下のようなメリットがあります。
- 常人の2倍以上のタイピング速度で作業ができる。
- エンジニアとして仕事できる量、時間が増える。
- スムーズにタイピングができるのでイライラしない。
- 十字キーに手を移動しなくなるので、腱鞘炎になりずらい。
- Vimmer の嫉妬心を煽る。
カーソル移動
まずはカーソル移動からマスターしましょう。
ターミナルでは Ctrl+p
を押すと、十字キー上を押した時と同様にヒストリーが表示できます。
コマンド | 概要 | 覚え方 |
---|---|---|
Ctrl + p | 上 | previous line の p |
Ctrl + n | 下 | next line の n |
Ctrl + b | 左 | backward の b |
Ctrl + f | 右 | forward の f |
Ctrl + a | 行頭 | alphabet の最初の文字 |
Ctrl + e | 行末 | end の e |
文字列操作
1行切り取りと貼り付けはものすごく高い頻度で使います。
「Ctrl+K Y、空気読めない」で覚えましょう。
コマンド | 概要 | 覚え方 |
---|---|---|
Ctrl + d | 右を削除 | delete の d |
Ctrl + h | 左を削除 | hidari の h |
Ctrl + k | 1行切り取り | kill line の k |
Ctrl + y | 貼り付け | yank の y |
範囲選択
実は shift
キーを同時に使うことで範囲選択もできます。
shift + Ctrl + f
などを押してみましょう。続けて Command + x, v
で切り取り、ペーストができます(Emacs 標準の Ctrl + w
などが使えないのは残念ですが)
コマンド | 概要 |
---|---|
Ctrl + shift + p | 上 |
Ctrl + shift + n | 下 |
Ctrl + shift + b | 左 |
Ctrl + shift + f | 右 |
Ctrl + shift + a | 行頭 |
Ctrl + shift + e | 行末 |
その他
細かいテクニックですが
Ctrl + n
と Ctrl + k
の組み合わせは最高です。
以下のように決まった箇所以降を切り取る作業が一瞬で終わります。
このキーバインドになれてしまうと、もう矢印キーに手を触れたくなくなります。
ぜひ Emacs キーバインドを Mac に取り入れて作業効率を飛躍させましょう!