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HoloLens 2 アプリケーションデプロイ時に TimeoutException が頻発し、デプロイが失敗する場合の解決策 ( DEP0600 )

Last updated at Posted at 2020-07-14

はじめに

2020年も後半戦の7月に突入し、遂に Microsoft Store から、
個人の開発者の方でも Microsoft HoloLens 2 を購入できるようになりました
👏
( Twitter 上では早速購入し、予定より早く届いたと話題になっていましたね! )

今回はそんな Microsoft HoloLens 2 にアプリをデプロイする際に、
Visual Studio 上で TimeoutException が頻発し、デプロイが出来なくなった話を共有したいと思います。もちろん解決策を見つけたので、解決策とあわせてご紹介します!

開発環境

  • 開発用PC : Windows 10
    • Unity 2019.2.21f1
    • Visual Studio 2019 ( Version : 16.6.2 )

どんなエラーが発生したのか?

Visual Studio 2019 にて、USBケーブル経由でのデプロイ [Device/デバイス] を選択し、 HoloLens 2 へアプリケーションをデプロイしようとした際、以下画像のようなエラーが発生し、デプロイが正常終了しないという事態が発生しました。筆者の体感ですが、前回 Windows 10 (OS) をアップデートした直後、5月末~6月頭ぐらいからエラー発生頻度が非常に高くなり、業務や趣味開発に支障をきたすようになりました。

【 エラー内容 】
TimeoutException : This operation returned because the timeout period expired.(Exception from HRESULT: 0x800705B4) / DEP0600 : Deployment failed. Failed to deploy through new development pipline.

エラー発生直後に、以下の対応を実施してみましたが、解決したりしなかったりと、再現性が低く、デプロイ時に毎回頭を悩ませていました。

  • USBケーブルの抜き差し
  • HoloLens 2 / PC ( Visual Studio ) 再起動
  • 使用するUSBケーブルを別のものと取り換える etc..

Twitter 上でも特に話題になっていないようだったので、筆者開発環境特有のエラーなのだと思い、解決策を見つけた後も特に共有することはしなかったのですが、今回社内のエンジニアも同様のエラーに困っているとの話を聞いたので、私が行った解決策をご紹介したいと思います。

解決策

この問題の解決策 (代替案) としては、デバイスのデプロイ方法を [Remote Machine/リモートマシン] に切り替えること です。この方法に切り替えることで、ほぼ 100% ビルドに成功するようになりました!

Microsoft HoloLens 2 へのアプリケーションデプロイ方法は、以下3種類ありますが、時間的なコストと手軽さを考えると、現時点で 「Remote Machine/リモートマシン」 を選択し、ビルドを実行する方法が最適 だと思います。

  1. Visual Studio から USBケーブル経由でのインストールする方法
  2. Visual Studio から 同一ネットワーク (WiFi) 経由でのインストールする方法
  3. Device Portal から .appx ファイルを指定してインストールする方法

デプロイ先に Remote Machine / リモートマシン を設定する方法について

USBケーブル経由ではなく、同一ネットワーク (WiFi) 経由でデプロイを実行する方法は、Microsoft 公式ドキュメントにて丁寧に解説されているので、以下サイトをご覧いただければと思います。

この記事が新しく HoloLens 2 アプリケーション開発に携わられる方のお役に少しでも立てれば幸いです。LGTM もサクッと押していただけると嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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