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Azure Container Apps (preview) の Quickstarts を試してみる

Last updated at Posted at 2022-02-26

はじめに

Azure Container App (preview) の Quickstarts を試してみたいと思います。

Azure Container Apps とは

Microsoft Ignite ( 2021.11 ) で発表されたサーバーレスプラットフォームでマイクロサービスとコンテナ化されたアプリケーションを実行できるフルマネージドサーバーレスコンテナサービスです。Azure Container Apps の一般的な用途は以下の通りです。

  • API エンドポイントのデプロイ
  • バックグラウンド処理アプリケーションのホスティング
  • イベント駆動型処理のハンドリング
  • マイクロサービスの実行

Azure Container Apps で構築されたアプリケーションは、次の特性に基づいて動的にスケールすることができます。

Azure Container Apps : シナリオ例

image.png (45.9 kB)

また、Azure Container Apps は、ランタイムやプログラミングモデルに依存することなく、
任意のコンテナ上でパッケージ化されたアプリケーションコードを実行できます。

  • HTTP トラフィック
  • イベント駆動型処理
  • CPU または メモリ の負荷
  • 任意の KEDA (Kubernetes Event-Driven Autoscaling) でサポートされているスケーラー

制限事項

Azure Container Apps には次の制限事項があります。

  • 特権コンテナー : 特権コンテナーを実行できません。
  • オペレーションシステム : Linux ベースのコンテナイメージが必要です。

制限事項 | Azure Container Apps

Azure コンテナオプションの比較

  • Azure App Service
  • Azure Container Instances
  • Azure Kubernetes Service
  • Azure Functions
  • Azure Spring Cloud

Container Apps と他の Azure コンテナーオプションの比較

クイックスタート

Azure Portal を使用して最初のコンテナーアプリをデプロイする

Azure Portal を開き、[コンテナーアプリ] を検索します。

image.png (200.5 kB)

[コンテナーアプリ] ページに遷移後、[コンテナーアプリの作成] ボタンを押します。

image.png (216.3 kB)

基本タブで、[プロジェクトの詳細] を入力します。

image.png (110.5 kB)
設定
サブスクリプション 使用する Azure サブスクリプションを選択
リソースグループ デプロイするリソースグループを選択
コンテナー アプリ名 コンテナアプリの名前を入力 ( 任意 : my-container-app )

続いて、コンテナーアプリ環境を新規作成していきます。
[コンテナーアプリ環境] > [新規作成] ボタンを押します。

image.png (213.7 kB)

[コンテナーアプリ環境の作成] ページに遷移後、環境の詳細 を設定します。

image.png (77.4 kB)
設定
環境名 コンテナーアプリの環境名 ( 任意 : my-environment )
リージョン リージョンを選択 ( 任意 : Canada Central )

※ 指定可能なリージョンは、2022年2月26日現在、以下5つです。

  • East US
  • North Europe
  • Canada Central
  • East US 2
  • West Europe

公式ドキュメントでは、なぜかカナダ中部 (Canada Central) が指定されているので、
一旦公式ドキュメント通りに進めてみます。

次に、[監視] タブを選択して、ログ分析 > Log Analytics ワークスペース を新規作成します。

image.png (198.0 kB)

Log Analytics ワークスペースの名前を入力し、OK ボタンを押します。

image.png (241.4 kB)

コンテナーアプリ環境の作成ページに戻り、Create ボタンを押します。
( なぜか UI 表示が少し崩れますが、Preview ということでスルーします )

image.png (97.5 kB)

コンテナーアプリの環境の新規作成が完了すると、
再び [コンテナーアプリの作成] ページに戻ります。

もう一度、プロジェクトの詳細、コンテナーアプリ環境の設定を確認し、
[確認と作成] ボタンを押します。

image.png (173.9 kB)

設定項目の検証が完了したら、合格と表示されます。

image.png (148.2 kB)

上記の画面表示を確認すると、[アプリ設定] タブで
コンテナーのイメージを指定することができるようなので、
興味本位で [アプリ設定] タブを開いてみます。

image.png (99.3 kB)

さらっと確認したところ、[クイックスタートイメージを使用する] にチェックを入れた場合は、クイックスタート用のイメージ : Simple hello world container のみ選択可能なようです。また、こちらのチェックを外すと、任意のコンテナーイメージを指定する事が可能です。コンテナーイメージのソースは、Azure Container Registry / Docker Hub またはその他のレジストリ から選択可能になっています。

image.png (142.7 kB)

今回は最後までクイックスタートを試したいので、元の設定に戻します。
[確認と作成] タブを選択し、[作成] ボタンを押します。

image.png (98.9 kB)

デプロイは約1分ほどで完了します。
デプロイ完了後、Azure Container Apps リソースページへ移動します。
[概要] ページに アプリケーションURL が表示されるので、リンクをクリックします。

image.png (177.0 kB)

クイックスタートのコンテナーイメージがデプロイされていました!

image.png (61.8 kB)

おわりに

という訳で、前から気になっていた Azure Container Apps (preview) を少し触ってみました。
個人的には、動的なスケーリングが気になっているので、これを気に調査をしていきたいと思います。

参考文献

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