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初めてのAmazon CloudWatch設定|AWS請求アラームの作成(2024年版)

Last updated at Posted at 2024-06-09

はじめに

記事の目的と内容の概要:
Amazon CloudWatchを利用して請求アラームを作成することで、AWS請求額が設定した閾値を超えるとアラームメールを受信することができます。
これを利用することで、予期せぬ高請求を防ぐことができます。

本記事では、初めて請求アラームを設定するまでの手順をまとめました。
 
対象読者:
・AWSの料金管理に不安がある方。
・Amazon CloudWatchを使ったことがない方。

目次

1.請求アラーム設定までの流れ
2.請求アラームの受信の有効化
3.請求アラームの作成
4.請求額の確認方法(補足)
5.まとめ

1.請求アラーム設定までの流れ

① 請求アラームの受信の有効化
「Billing and Cost Management」から請求アラームを受け取れるように設定する必要があります。
これをすることで、「AWS Cloud Watch」で作成した請求アラームを受信することができます。

② 請求アラームの作成
Amazonで請求アラームを作成します。
ここで設定した閾値を今月の請求額が超えると指定先のメールアドレスにメールが送信されます。

2.請求アラームの受信の有効化

① AWS マネジメントコンソールで「Billing and Cost Management」を検索して開く。
図1.png

② 「請求設定」のページを開く。
図2.png
図3.png

インフォメーション

電子メールでPDF版請求書の設定(任意)
ここでは電子メールでPDF版請求書を受け取る手順を紹介します。
請求アラームから話は逸れますが、未設定の方はここで設定しておくと便利だと思います。
興味のない方は、このインフォメーションは飛ばしてください。

③ 請求書の送信設定の「編集」を選択する。
図4.png

④ 「Eメールで配信されるPDF請求書」をチェックした状態で「更新」を選択する。
図5.png
図6.png

⑤ アラート設定の「編集」を選択する。
図7.png

⑥「CloudWatch請求アラートを受信する」をチェックした状態で「更新」を選択する。
※「AWS無料枠アラートを受信する」もチェックしておくことをオススメします。
図8.png

⑦ アラート設定が正常に更新されたことを確認する。
図9.png

3.請求アラームの作成

① AWS マネジメントコンソールで「CloudWatch」を検索して開く。
図10.png
図11.png

注意
請求アラームを作成する前に、リージョンを米国東部 (バージニア北部) に設定する必要があります。
請求メトリクスデータは、このリージョンに保存され、世界全体の請求額を示します。
図12.png

② 「すべてのアラーム」選択後、アラームの作成を選択する。
図13.png

③ 「メトリクスの選択」を選択する。
図14.png

④ 「請求」を選択する。
図15.png

⑤ 「概算合計請求額」を選択する。
図16.png

⑥ 「USD」をチェックした状態で「メトリクスの選択」を選択する。
図17.png

⑦ アラームの条件を選択して、「次へ」を選択する。
※Currencyを「JP」に変更すると日本円でアラーム条件を設定できます。今回の場合は、AWS請求額が100より大きくなるとアラームを受信します。
図18.png

⑧ SNSトピックを作成したことがない場合は、「新しいトピックの作成」を選択する。
その後、トピック名(好きな名前)と通知を受け取るメールアドレスを入力して「トピックの作成」を選択する。
(作成後はトピックに登録したメールアドレス宛に承認確認のメールが届くので承認する。)
図19.png
図20.png

⑨ 「次へ」を選択する。
図21.png

⑩ 「アラーム名」(好きな名前)を入力して「次へ」を選択する。
図22.png

⑪ 設定内容が正しいことを確認して「アラームの作成」を選択する。
図23.png

⑫ アラームが正常に作成されていることを確認する。
これで、請求額が閾値を超えると指定したメールアドレスにアラームが受信するようになります。

インフォメーション
アラームの作成直後は状態がデータ不足になっていますが、一定時間経つと解消されると思います。

また、「一部サブスクリプションが確認待ちの状態です」 と表示されている方は「SNSのサブスクリプションを表示」を選択して、SNSトピック作成時に認証したメールアドレスが表示されていることを確認してください。
確認ができれば問題ないです。

図24.png

4.請求額の確認方法(補足)

ここではAWS マネジメントコンソールから請求額を確認する方法を扱います。

① AWS マネジメントコンソールで「Billing and Cost Management」を検索して開く。
図25.png

② 「ホーム」からコストサマリーが確認できる。
ここから例えば「Cost Explorerでコストを分析」を選択すると、コスト内訳を詳しく見ることができます。
図26.png
図27.png

5.まとめ

本記事では、AWS CloudWatchを使って請求アラームを設定する方法を紹介しました。
この設定により、予期せぬ高額な請求を未然に防ぐことができます。
AWSの料金管理に不安がある方は、ぜひこの機能を活用してみてください。

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