この記事の目的
以下の付加価値を高めるための技術を理解する
- 文書から目的とする内容探しやすい
- 文書をデータとして活用しやすい
目次
▼文書設計方法を工夫する
記載順序を設計をする
探しやすく、理解しやすくなる順序を検討する。
読み手の思考過程をイメージして、どこで、いつ、なにを必要としているかを考えることがコツ。
文書の種類ごとに考える
- トピック指向文書:FAQなど、読み手がすべてを読む前提がない文書。探しやすさだけを追求さえすれば問題ない
- コンテキスト指向文書:コンテキストを重んじて作られる文書。操作手順を説明する文書などでは、順序に意味(コンテキスト)がある。そのため、文書の内容と記載順序は切り離すことが難しい
文書を階層化する
どのようなカテゴリーにまとめ、どのような関係をもたせるかを考える。
読み手にとっての階層化であり、作り手のための階層化ではないことに留意する。
適用媒体に対応した階層化をする。
- 画面の表示幅を考慮した内容の細分化
- ハイパーリンクを活用した階層の順序変更
▼文書の構造化を意識しよう
文書の構造化とは?
書いている文章が、本文なのかリードなのか、何階層目の見出しなのかを意識して、文章を作成すること。そして、作られた文書のことを構造化文書という。
文書の構造化とデータの構造化の違い
「データの構造化」を行うということは、作り手にとって使いやすさと情報システム的な意味での使いやすさを同時に追求すること。
一方、「文書の構造化」とは、読み手にとっての使いやすさのみを追求する。