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DX化を行う上でキーパーソンとなるエンプロイーサクセスマネージャーについて

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はじめに

 製造業非IT部門で働いている私ですが、日常的にDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する話題に触れることが多くなりました。
 
 企業をDX化していくことについて下記で学んでおりますので、備忘でまとめていきます。マイクロソフト社の方の講義となっています。

 LinkedInに登録されている方は無料で閲覧できるかと思います。

項目は下記です。

  • DX化とは
  • エンプロイーサクセスマネジャーとは

DX化とは

 この記事を御覧頂いている方に説明する必要はないかもしれませんが、私なりの理解が下記です。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、事業への影響力が大きいテクノロジーを活用して企業を変革することで利益を上げていくこと、と理解しています。

よく外資系のコンサルティングファームの資料では、「破壊的な影響をもたらす」技術等強い言葉を使っていますが、どうもしっくりこないと思っています。
 DX化を推進したいコンサル業界のポジショントークと感じてしまう面があるためです。前向きにとらえると、私自身がAIやデジタル技術のすばらしさに全て気づけていないだけなのかもしれませんが。。

エンプロイーサクセスマネジャーとは

 DX化をしたい企業において、DX化を推進する役割の社員をエンプロイーサクセスマネジャー(ESM)と位置づけています。

 基本的には情報システム部門の方が任命される(=業務としてアサインされる)のでしょう。

 このESMに求められる役割は下記です。

  1. 働き方改革のDXのゴールとなるビジョンを定める
  2. 現状を把握し、理想とギャップを埋めるための現実的なプランを作成する
  3. チーム・スポンサー・組織を巻き込みながら「理想の働き方」(1.で定めたもの)の実現に向けて実行

具体的な図にすると下記になります。

image.png

BIツールを活用していきたいというニーズで例を書きました。
 
基本的にはESMが実際に使用していく部門の社員へ働きかけていく必要があります。この時のポイントとしては、後述にもなりますが、組織をより良くして生きたいという思いが大事だと感じます。

 結局、導入はできたものの業務改善というフェーズに達するまでが一番苦労するところと思います。そこは、ESMというよりも各部門の方が知恵を出して活用方法を模索するフェーズであるからです。
 いかに各部門で活用しようとする人々へ働きかけ続けているかがESMの役割になります。

次に、ESMが役割を果たすために必要な要素が下記です。

  1. チェンジマネジメントのフレームワークとノウハウを活用
  2. クラウドツールの使い方と事例の把握
  3. 組織をより良くしたいという情熱

チェンジマネジメントについては、先ほどの1~3.の役割を進めることを意味します。

最後の3つ目のより良くしたいという情熱についてですが、結局は気合論が挙げられています。

 これは、ESMが情報システム部門で営業、製造、経理部門へ働きかけることをイメージすると分かりやすいのですが、DX化による業務プロセスを変えたい部門が変わらないといけないため、そう働きかける思いが重要であることを示しています。

終わりに

 DX化のためには素晴らしいBIツールやICT技術だけでなく、使いこなして業務改善したいというマインドセットがまずは大事であることを確認できました。

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