どんな内容?
クラウドプラクティショナー取得までの勉強で、効果的だと思ったことを3つ紹介します。
色々な教材を試しましたが、個人的に効果的だったのは
1. 図解本を読む
2. AWSデジタルトレーニングを観る
3. サービスの比較表を書くこと
と思います。悩みごとに紹介します。
ちなみに私の知識レベルはIT初心者です。
最初ストレージとデータベースの違いが分かりませんでした。頑張ったな。
どんなが人対象?
- IT初心者、または未経験からAWSクラウドプラクティショナーを取得したい人
- ちょっとAWSの勉強をしたけど嫌になった人
効果的だったことを悩み別に
悩み1: テキストの説明が理解できない
効果があったこと
→図解本を読む
初めは公式テキストを読む方が多いと思います。
私もそうでしたが、全く意味が分かりませんでした。
例えばこういうものです。
Design of failure に則り、RDSをマルチAZ配置にすることで、
レプリケーションとフェイルオーバーが自動化され、
単一障害点になることを防ぐ。
青字がIT用語、オレンジがAWS用語です。
この文は公式テキストを参考に私が作ったもので、
間違っていたらすみませんなのですが、わりとこんな雰囲気だと思う。
AWS特有の用語よりも、周辺のIT用語のほうがボリュームが多く、
つまりIT用語がわからないと理解が難しいです。
そこでテキストをいったん離れて、図解本を読みました。
重要なIT用語は随時説明を入れてくれるので(ex:サーバーとは何か)
公式テキストよりも理解しやすかったです。
私はそれでもまだIT知識が足りなかったので、ITパスポートの対策本を読み直しました。
最初は1単語ずつネット検索していたのですが、検索回数が多すぎて本文を忘れるので
ある程度まとめて情報を仕入れようとした結果、ITパスポートがちょうど良かったです。
全章読む必要はないですが、ネットワーク、セキュリティの章は、
読む前後でサービスへの理解度が全然違うなと思ったので、おすすめです。
リンク
-
ITパスポートの対策本
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和04年
悩み2 :勉強が面白くない
効果があったこと
→AWSデジタルトレーニング「AWS Cloud Practitioner Essentials」を視聴する
こちらはAWSが用意してくれている公式の動画教材です。無料です。
AWSがクラウドサービスをどう考えているか、各サービスの概要や動きなど、
アニメーション駆使して、時にTV番組風に仕立てて伝えてくれます。
クラウドプラクティショナーの範囲を一通り抑えられます。
最大の利点は面白いことです。
スティーブ・ジョブズのプレゼンを聞くのと、
iPhoneの説明書をただ眺めるのでは全然違うじゃないですか。
そういう感じです(伝わるかな…)。
色んな言語のバージョンがあって、日本人スタッフによる日本語版もありますが、
私は英語バージョンを日本語字幕で観ています。
字幕版には「スクリプト」機能があり、動画の内容を全て文字で確認できます。便利。
Skill Builderという、AWS公式のe-learningへのサインインが必要ですが、
ネットショッピングに使うAmazonアカウントがあればサインインできます。
ちょっとわかりづらいですが、英語バージョンの字幕版はSkill Builderで
「AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語字幕版)」
で検索すると出ます。
リンク
Skill Builderでコースを検索してENROLLすると、
「AWS パートナーネットワークにサインイン」という画面になるかもしれません。
AWSパートナーじゃない、という方は
Sign in with a different optionをクリックして、
Login with Amazonを選べば
個人のネットショッピング用のAmazonアカウントでサインインできます。
悩み3:覚えられない
効果があったこと
→サービスの比較表を自分で書く
IT知識も割とついた。公式テキストも読んだ。動画も楽しんで見た。
でもなぜか覚えられない。という壁に当たりました。
問題集でアウトプットを繰り返すのが定石と思いますが、
わたしは問題集をやりたくなかったので、とにかく紙に表を書いて覚えました。
似たようなサービス、区別がつかないと思っている機能を軸にとったものです。
書いたものが残っていました。こんな感じです。
セキュリティ
AWS Shiled | AWS WAF | Inspecter | AWS Artifact | |
---|---|---|---|---|
概要 | DDos攻撃から保護 | 入力のあるWebサイトとかを保護 | 脆弱性診断 | 第三者によるコンプラレポート |
費用 | スタンダード 無料 アドバンス 有料 |
設定に応じて課金 | 無料 | |
対象サービス | CloudFront Load Balancer API Gateway |
けっこう雑です。
公式テキストを読みながら、理解がぼやっとしている部分は紙に書き出していきました。
空白を全部埋めるというより、埋められるところを埋めてました。
AWSはこちらが欲しい機能をあらかじめ用意してくれることが多くて、
あまりの多さに逆にわからなくなるのですが、書くと全貌が見えるようになってきます。
けっこうめんどくさかったですが、これを書いた後に模擬試験の成績が急に上がりました。
今でもたまに引っ張り出して見ることがあり、やってよかったと思います。
まとめ
初めに何をやったらよいか?と聞かれたら、
個人的にはAWSデジタルトレーニングのAWS Cloud Practitioner Essentials
をおすすめします。
何よりもまず、AWSに興味を持てることが一番効果的だと思うので、
最初に面白いやつがいいという発想です。
その後に公式テキストを見るか、テキストを飛ばして問題集、がよいのかなと思います。
また、最近始めたばかりなのであまり詳しくないのですが、
AWS Hands-on for Beginners
というシリーズも理解を深めるのによさそうです。
こちらは動画を観ながら、自分で手を動かしてサービスを作ります。
無料枠を活用しつつ、お金がかかる作業のときは教えてくれます。ありがたや。
実際に触ると、やはり理解度と親近感が段違いだなとしみじみします。こちらもぜひ。